椿本チエインとEAGLYS、新たな生成AI業務支援ソリューションを開発
株式会社椿本チエイン(以下、椿本)は、EAGLYS株式会社(以下、EAGLYS)と新たに業務提携範囲を広げ、「生成AI業務支援ソリューション」の開発に取り組むことを発表しました。これまで、椿本はEAGLYSとの協力により、物流分野におけるAI画像認識技術の開発を行ってきましたが、次なるステップとして、AIナレッジベースを活用した業務支援機能の実装を進めることとなります。
椿本とEAGLYSの強みを生かした生成AIの展開
椿本は、日本全国に広がる製造業における中核業務に必要な専門性と高精度な出力を、EAGLYSの技術により実現します。これまでの知見と実績を基に、AIナレッジベースを構築し、搬送や保管システムの設計・開発、製造、営業、メンテナンスなどの中核業務においてデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を図ります。
この取り組みにより、業務の効率化や生産性の向上に寄与し、さらにAIエージェントを活用することで、様々な業務プロセスをデータドリブン型ビジネスへと転換していきます。これにより、より高品質な商品やサービスを顧客に提供し、社会的な課題の解決にも貢献していく考えです。
知識ベースによる自動化の仕組み
新たに開発される生成AI業務支援ソリューションは、以下の特長を持っています。まず、手作業が不要で、社内の一次情報を生成AIによる形式知に変換することで、汎用AIでは実現できない高精度な出力が実現されます。
このプロセスは、次のように進行します:
1.
データ整備AI:多様なフォーマットの業務データを自動で整形し、データベース化します。
2.
AIナレッジベース:生成AIが参照する情報基盤として、AIが自動でデータベースから知識を構築します。
3.
生成AIエージェント:社内の一次情報をベースに、高精度なAI出力を実現。
これらの機能を通じて、椿本のマテハン事業部での生成AIの活用が進む見込みです。
ビジネス支援の4つの柱
椿本マテハン事業部では、生成AIを活用し、次の4つの支援を行う予定です。
1.
営業支援:営業支援ツールを通じて、商談から契約までのリードタイムを短縮し、提案資料の自動生成などで効率を高めます。
2.
顧客支援:バーチャルアシスタントが顧客の製品導入を常時支援し、タイムリーな対応で潜在顧客との接点を増やします。
3.
メンテナンス支援:点検報告書や納入図面のデータ整形を自動化し、質の高いメンテナンスサービスを提供します。
4.
製造支援:生産計画の最適化と需要予測を行い、製造現場の効率化を図ります。
このように、生成AIと暗号化技術を駆使して、データドリブン型ビジネスへと移行するための基盤をしっかりと整えています。
椿本は、EAGLYSとの協業を通じて実務の中でAIが価値を創出するプロセスを一層進化させ、社会全体の変革を目指してまいります。
まとめ
椿本チエインの新たな試みは、業務プロセスの革新だけでなく、顧客に対するサービスの質を高める大きな一歩となります。今後の展開に大いに期待したいところです。EAGLYSとの協力を通じて、我々は新たなビジネスモデルの確立を目指していくでしょう。