虎ノ門で新たなデジタルアート体験を
虎ノ門ヒルズの新しい情報発信拠点「TOKYO NODE」では、デジタルアートの展示を通じて来街者の創造性を刺激するプロジェクト「DIGITAL SPRINGBOARD」が始まります。この取り組みは、森ビル株式会社とNEORT株式会社が協力し、デジタルアートを街のサイネージで披露するという新たな試みです。
プロジェクト概要
「DIGITAL SPRINGBOARD」では、公募を通じて選ばれたデジタルアーティストたちの作品が、「TOKYO NODE」のサイネージに展示されます。第一次展示は「PERFORMED IMAGE」をテーマに2025年9月1日から14日の間、虎ノ門ヒルズ ステーションタワーB2階の指定されたサイネージで行われます。最大10点の作品が展示され、この期間に来訪者は新しいデジタルアートを楽しむことができます。また、次回以降の展示については随時ウェブサイトで発表される予定です。
このプロジェクトは、虎ノ門に訪れる人々に新しいアート体験を提供し、街の活気をもたらすことを目指しています。デジタルアートの普及を通じて、クリエイティブな文化の発展に寄与する試みでもあります。
参加アーティスト募集
「DIGITAL SPRINGBOARD」の公募は2025年8月5日から22日まで行われる予定です。応募者は「NEORT++」で開催される「panke.gallery」と関連したテーマに沿った作品を提出することが求められています。
展示の発表は、NEORT株式会社およびTOKYO NODE LABの審査によって行われ、結果は公式ウェブサイトやSNSを通じて公開されます。この機会に、デジタルアーティストにとって新しい市場を開拓する挑戦が与えられるのです。
デジタルとリアルの融合
また、このプロジェクトは、東京都のスマートサービス実装促進プロジェクト「Be Smart Tokyo」からの支援を受けており、都市における生活の利便性向上を進めています。デジタルアートが日常生活の中でどのように活用できるかを示す新しい手段として位置づけられています。
「TOKYO NODE」は、2023年10月にオープンした虎ノ門ヒルズの最上部に位置する施設で、イベントホールやギャラリー、レストランなどが集積した約10,000㎡の複合施設です。ここではデジタル技術を駆使した新たな都市体験を創造するためのプロジェクトが数多く進行しており、XRライブラリやボリュメトリックビデオスタジオ、カフェバーなど、さまざまなクリエイターが集結しています。
未来への展望
「DIGITAL SPRINGBOARD」を通じて、デジタルアートの枠を超えた新しい表現方法が生まれることが期待されており、アートが市民とどう関わるかの新たな可能性を模索しています。街のサイネージを通じた目の前の体験が、デジタルアートをより身近なものにし、人々の意識を変えるきっかけとなることでしょう。
このプロジェクトは、アートに対する情熱とクリエイティブな発想を持った人々をつなぎ、東京の街に新たな活気を生むことを目指しています。デジタルアートと都市の未来を考える新しいステップとして、多くの人々が参加することを期待しています。