三景の挑戦と「包む文化」
少し前から、企業や個人のサステナビリティへの意識が急速に高まってきています。特に、日本の伝統的な「包む文化」を基盤にした株式会社三景は、この動きの中で独自の存在感を放っています。創業以来、約70年にわたり風呂敷に名入れを行うことで始まった同社の歴史は、今や新たな段階に突入しています。
「包むことは、愛すること」というタグラインのもと、三景は単なる梱包資材の提供だけに留まりません。日本の「包む文化」を世界に届けるべく、不織布の技術を駆使してグローバル市場に展開する意思を固めています。この理念のもと、環境配慮型の包材開発が進められています。
環境に配慮した包材の開発
三景が着目しているのは、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みです。三重県のいなべ市にある大安工場では、厳しい環境規制に対応した高機能な環境配慮型包材の製造を進め、資源を大切にする姿勢を体現しています。この工場の運営は、2025年に「いなべSDGs推進事業者」として登録される予定で、都市の理念とも重なる取り組みを行っています。
具体的には、植物由来の原料やリサイクル素材を使用し、海洋生分解性を持つ素材の開発も進めています。これにより、環境に優しいだけでなく、実務上の高いクオリティを維持することが可能となっているのです。
海外進出の決断と成長への道のり
また、三景は海外市場にも目を向けています。倉澤寛代表取締役の言葉を借りれば、 "地球環境への配慮という新たな評価軸" が包装資材の価値観を変えました。彼は、2024年にベトナム進出の決断を下すきっかけとなった現地の日系企業からの要請に触れ、日本国内に留まらず、東南アジア全体を視野に入れる必要性を感じたと述べています。
2025年に稼働されるベトナム工場は、今後30億人の市場を見据えた環境包材の生産拠点となります。文化や言語の壁など多くの挑戦が待ち受けていますが、倉澤は「ベトナムの皆さんに愛される会社になり、共にものづくりをしていきたい」と強い意志を持っています。
未来を包む100年企業への道
三景の挑戦はここで終わりません。創業100年を目指し、さらなる発展を求め続けています。
「もしあの時、海外進出という決断を下していなければ、これまで通りの一年を繰り返していたでしょう。しかし、今は違います。未知のステージに立ち、グローバルな視点でビジネスを語れるようになったことで、従業員のさらなる幸福実現という目的にも一歩近づけたと感じています」と倉澤は語ります。
日本の伝統文化を大切にしながら、持続可能な未来に向けた取り組みを進める三景。今後の展開に注目が集まります。
会社概要
- - 会社名: 株式会社三景
- - 本社所在地: 愛知県名古屋市北区清水一丁目6番9号
- - 事業内容: 不織布製品の企画・製造・販売
- - 公式サイト: 三景公式サイト
プロジェクトへの参加
株式会社三景は、「April Dream」に賛同し、夢の実現に向けた取り組みを一層強化しています。4月1日に企業が目指す未来の姿を発信するこのプロジェクトを通じて、同社の想いを届けています。