加藤和樹が贈る「アウトキャスト」 新曲で若者の声を響かせる
東京大学の学生団体「UNiTe」が運営するWebプラットフォーム「ボイス・オブ・ユース JAPAN」が、設立7周年を迎えました。このアニバーサリーを記念して、特別なテーマソング「アウトキャスト」が発表され、人気のシンガーであり俳優でもある加藤和樹氏がその歌声を披露することとなりました。
「ボイス・オブ・ユース JAPAN」(VoYJ)は、2018年に設立されたプロジェクトで、国連などの国際機関との連携を通じて若者の声を届けることを目的としています。近年、SNSの普及により、意見の対立やネットによるいじめが問題視される中、多様なバックグラウンドを持つ全ての若者が安心して自分の声を共有できる場を目指しています。
「VoYJ Song Project」は、思いを楽曲にして表現することを目的とする活動であり、これまでにも多くのアーティストが参加しています。4周年の際には安田祥子さん、5周年にはマシュー・モリソンさんがテーマソングを担当しました。さらに2024年にはMr. Bigのエリック・マーティンによる楽曲も発表される予定です。
今年の「アウトキャスト」は、12月10日の国際人権デーという重要な日に発表されます。この楽曲は「違い」について扱い、周辺化された人々に寄り添うメッセージを込めています。30年以上前のある少年の思いを基にしたこの曲は、今もなお苦しむ人々の心に届くことを願って制作されました。加藤和樹氏の温かい歌声がその想いを伝え、多くの人の心に響くことでしょう。
加藤和樹氏の想い
加藤氏はこの楽曲を聴いた瞬間、その柔らかさが印象的で、心に響くメッセージに感動したと語っています。「この歌が1人でも多くの人の耳に届き、心に寄り添うきっかけになることを願っています」と語り、多くの人々の心に変化をもたらすことが目的であると強調しています。
VoYJの代表メンバーのコメント
VoYJの代表、萩野聡子さんは、「7周年は短いように見えて、ユースにとっては成長の大事な節目である」とコメントしました。彼女は、「違い」に対する理解が進むことで、人々が互いに補い合い、協力できる社会の実現を願っています。
また、共同代表の榎本春音さんも、加藤氏の歌声が自分のこだわりや感情を思い出させてくれる特別なものであると感謝の意を表明しており、深い感情に寄り添う楽曲であることを称賛しています。
未来への願い
「アウトキャスト」は、若者たちが抱えるさまざまな違いにスポットを当て、共感を呼び起こすことを目的としています。このミュージック・ビデオはYouTubeで公開されており、東京大学の学生たちがその制作に関与しています。今後VoYJは、国連機関の幹部へのインタビュー記事も発表する予定です。若者たちが「違い」を認め合い、共に生きる社会を作り上げていくために、この曲が多くの人々の心に響くことを願っています。
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