広島の緑展
2025-06-17 11:19:00

YUGEN Galleryで広島の緑をテーマにした特別企画展を開催

YUGEN Galleryで広島の緑を感じる特別展開催



2025年8月1日(金)から8月17日(日)まで、東京都港区のYUGEN Galleryにて、戦後80年を迎える特別企画展「ひろしまみどりとりどり」が開催されます。この展覧会では、被爆都市である広島に生育する植物を通じて、戦後の復興と都市のあり方について改めて考察する機会を提供します。

本展のキュレーションは、広島を拠点に活動しているアートプロジェクト「タメンタイ」の山本功が手掛けます。本展は、2024年夏に開催された「タイムとマシンの平和利用」に続くもので、広島に新たな視点をもたらす内容となっています。

広島の復興と植物の関係



かつて、広島は「75年は草木も生えぬ」と言われるほどの壊滅的な被害を受けました。イメージとして、焼け野原から復興した緑は、国内外からの贈り物とともに、今では110種以上にわたる木々が並ぶ平和大通りを彩っています。

しかし、近年は予期せぬ倒木が頻繁に報告されており、これに対する点検が行われています。人間が自然を完全には管理しきれないことが、次第に浮き彫りになってきています。

この現状に対する危機感が、タメンタイの活動を通じて具体化されてきました。これまでにも、広島と植物に焦点を当てたさまざまな企画展が行われてきたのです。

参加アーティストと新作の紹介



「ひろしまみどりとりどり」展には、徳本萌子、渡辺真悠、高松明日香、有田大貴の4名のアーティストが参加します。彼女たちの作品は、人間の都合とは異なる時間軸を持つ植物の移ろいをテーマにしており、これまで広島で発表を重ねてきました。

  • - 徳本萌子は「植物とミシン」をテーマにした作品を展開し、過去の時間との関係性を制作しています。
  • - 渡辺真悠は、草木の写真を縮小してコラージュ作品を作成し、想像上の空間を創り出します。
  • - 高松明日香は、日常の風景や映画の一場面を描くことで、独自の視点を持つ絵画を制作しています。
  • - 有田大貴は、物質そのものを画材として使用し、記憶や関係性を抽象化した作品を発表しています。

展示には新作も含まれ、東京・表参道のギャラリーは緑に満たされたオアシスのような空間となります。観客は、都市の復興と植物の関係を見つめ直すきっかけを得ることができるでしょう。

開催概要


以下が本展の詳細です:
  • - 会期:2025年8月1日(金)〜8月17日(日)
  • - 開館時間:平日13:00〜19:00/土日祝13:00〜20:00
  • - 入場料:無料
  • - 場所:YUGEN Gallery(東京都港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4F)
  • - 公式ウェブサイトYUGEN Gallery

この特別企画展は、過去と現在を結ぶ重要な役割を果たすことでしょう。ぜひ、ご来場ください。


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