THE ROAST BEEFが贈る新たな食体験と5周年の挑戦
株式会社デクノバースが展開するD2Cギフトブランド「THE ROAST BEEF」は、2025年に設立から5周年を迎えるにあたり、累計販売数が10万食を突破し、初年度比3200%という圧倒的な成長を遂げました。「世界一アガるローストビーフ」をテーマにした同ブランドは、「母の日」や「父の日」、誕生日、退職祝いなど、特別な日を彩る肉ギフトとして多くの家庭に愛される存在となっています。
ブランドの進化と受賞歴
特に注目すべきは、2022年にブランドの初のアップサイクル商品「濃厚ミートパイ 黒トリュフ」が、経済産業大臣賞と金賞を受賞したことです。この受賞がきっかけとなり、百貨店や各種イベントへの出展が実現し、ブランドの認知度が飛躍的に高まりました。多彩な商品ラインナップも広がり、さらなる成長を続けています。
私たちが目指すのは、ただの肉ギフトを超え、家族や友人との絆を深める「集まるきっかけ」を提供すること。パッケージのデザインや盛り付け、ソース、同梱カード、さらにはストーリー動画まで、すべてが一つの体験として設計されています。
6年目の新たなプロジェクト UP!FEAST
5周年を契機に、私たちは「UP!FEAST(アップフィースト)」という新たな挑戦を始めます。このプロジェクトでは、ローストビーフの製造過程で発生する年間5トンの端材を、単なる食品ロスとして捨てるのではなく、価値ある美食体験へと昇華させることを目指します。惣菜やスイーツ、調味料などの新ラインナップを加えることで、“贈り物”にとどまらない日常を彩る食体験を提案します。
また、地方の食材や企業との連携を強化し、地域活性化やふるさと納税への展開を通じて、社会とのつながりを深めていきます。「余白の価値化」を進め、より多くの人々に喜びを届けていくのです。
ブランドの原動力
デクノバース取締役COOの酒井一輝氏は、ブランドの原動力について「喜んでもらいたい、楽しんでもらいたいというシンプルな思い」にあると打ち明けています。2020年の設立当初、コロナ禍の中で彼らが始めたギフトビジネス。特別な日の贈り物を通して送られる笑顔こそが、THE ROAST BEEFの価値そのものです。
ギフトは記念日だけでなく、心温まる瞬間を何度も生み出す習慣です。そうした記念日をより特別なものにするために、常に新鮮で魅力的な体験を提供し続けることに注力しています。
今後の展望
「THE ROAST BEEFがここまで成長できたのは、単においしいだけではなく、贈ることや開けること、一緒に過ごすことに感情を込めてきたから」と酒井氏は語ります。今後の目標として、ギフトの枠を超え、「ローストビーフパーク」のような非日常な体験の場を作りたいとの思いを明かしました。食材がどのように作られるか、どれだけの人の手がかかっているのかを学び、実際に体験することができる空間を創出することが、彼らの新たなビジョンなのです。
「その日、その場所でしか味わえないローストビーフ」や、「親子で楽しめるワークショップ」など、特別な日を目的に訪れるテーマパークのようなブランドを目指し、進化を続けます。今年も、「これにしよう」と思って選ばれるギフトを提供し続けるために、THE ROAST BEEFはさらに進化していくことでしょう。私たちの成長の源は、常に「誰かの笑顔」であることを忘れずに、成長を続けていきます。