hikaliの挑戦
2025-03-04 19:28:37

hikali株式会社設立でグローバルサウスの金融包摂を実現へ

新たな時代を創る、hikali株式会社の挑戦



2025年2月3日、東京都渋谷区に新たに設立された「hikali株式会社」が、グローバルサウス地域の金融包摂に向けて新しい挑戦を始めました。このスタートアップは、先端技術を駆使して銀行などの金融サービスから取り残された人々に新たな融資機会を提供することを目指しています。

hikaliのミッションとは?



hikaliのミッションは「1000年後に残るものをつくる」という大きな理念に基づいています。これは、持続可能な価値を次世代に創出することを目指しており、その第一歩として新興国における金融アクセスの問題に注目しています。世界銀行のデータによれば、約17億人が銀行口座を持たず、基本的な金融サービスを受けることができない状況におかれています。この現状は、特にアジアやアフリカのグローバルサウスで顕著です。

経済的インクルージョンの重要性



金融包摂は、ただ単に融資を提供するだけではありません。その背後には、多くの社会的課題が存在しています。従来のマイクロファイナンスは、無担保での小口融資を提供していますが、地域の制约や仲介コスト、信用情報の不足により、その恩恵が行き届かないケースが多いのが現状です。さらに、高金利や過剰融資といった問題も抱えています。hikaliはこれを打破するために、資金の貸し手と借り手を直接つなぐ分散型のマイクロファイナンスプロトコルを開発・運営します。

先端技術の活用



この会社の代表取締役である大石将人氏は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究を経験した後、テクノロジーを用いて社会課題を解決することに興味を持ちました。ブロックチェーンやAIの技術を駆使して、金融包摂の分野で新たな道を切り開くことが彼の信念です。彼は「構造自体を変える方法で社会課題を解決したい」との強い思いを持ち、起業に至りました。

今後の展開



hikaliは2025年内にマイクロファイナンスプロトコルのPoC(概念実証)を実施予定で、アフリカの一部地域でのパイロットプロジェクトを通じて具体的な融資モデルを検証します。今後は、国際的なNGOや現地のマイクロファイナンス機関との連携を視野に入れ、コミュニティのニーズを正確に把握するためにパートナーシップを構築していく計画です。

また、国内外の投資家との協業機会を模索しながら、資金調達や事業基盤を強化していく考えです。将来的には、数千万人規模のユーザーが利用できるプラットフォームへの成長を目指し、金融包摂に向けた取り組みを促進したいと考えています。

未来へ向かって



私たちの社会には、まだ十分な金融サービスにアクセスできていない人々が大勢います。hikaliは、これらの人々に必要なサービスを提供し続けることで、1000年後にも残るインフラを築き上げたいというビジョンを持っています。

hikali株式会社は、社会課題の解決を目指し、持続可能なマイクロファイナンスの新たなモデルを構築していくことで、未来を明るく照らす存在を目指します。今後の動向にぜひご注目ください。


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