2025年、福岡での写真展「十七の海の肖像」
福岡のYUGEN Galleryで、2025年8月23日(土)から9月15日(月・祝)まで、写真家・蓮井幹生の個展「十七の海の肖像」が開催されます。この展覧会は、6月に東京・南青山で行われた展示の巡回展で、全国17か所の原子力発電所を訪れて撮影した海景の作品17点が公開される予定です。
展覧会の背景とテーマ
本展は、現代文明の象徴とも言える原発をテーマにしています。蓮井幹生は、見えないリスクと自然との関係性を深く探求し、作品を通じてその問いを投げかけます。特に、自然の中に人間の営みがどのように存在しているのかを、独自の視点で表現しています。これまでに多くのメディアに取り上げられ、著名人との対談イベントも行われたことから、注目が集まっています。
蓮井幹生の作家活動
蓮井幹生は、1990年代初頭から「自然の摂理」をテーマにした作品を発表してきた写真家であり、2009年にはいくつかの作品がフランス国立図書館に収蔵されています。彼の写真は、ただの風景を捉えるだけでなく、いかにして人間と自然が結びついているのかを考えさせる力があります。
展覧会では、特に日本の海に焦点を当て、長年撮影を続けてきた蓮井の視点から新たな問いを提示します。人の気配を感じさせない風景の中で、「共に生きる」というテーマがどのように反映されるのか、訪れた人々は思索することになるでしょう。
プログラムと来場情報
展覧会の詳細については、ギャラリーの公式サイトで確認できます。入場は無料で、開館時間は11:00から19:00、最終日は17:00までと、柔軟に対応されているのも魅力です。定休日は火曜日となっており、作家の在廊日は未定ですが、公式Instagramで随時情報が更新される予定です。
作品の販売
展覧会と同時に、YUGEN Galleryのオンラインストアでも作品の閲覧や購入が可能となっています。蓮井幹生の作品を日常に取り入れるチャンスもお見逃しなく。
ギャラリーの紹介
YUGEN Galleryは、現代アートに特化したギャラリーで、東京・南青山と福岡・天神に拠点をもち、新進気鋭のアーティストを紹介しています。ギャラリー名は「幽玄」に由来し、奥深い魅力を持つアート作品の数々を展開しています。アートに対する情熱を共有するため、オンラインでも作品を提供しているので、全国どこからでもアクセスできます。
ぜひ「十七の海の肖像」を通じて、蓮井幹生の新たな視点に触れてみてください。展覧会を通じて、自然と人間の微妙な関係に思いを巡らせる時間を提供してくれるでしょう。