コモンズ投信が新しく設立した「コモンズ・グローバル30ファンド」
コモンズ投信株式会社が新たに設立した「コモンズ・グローバル30ファンド」は、日本を除く世界の株式市場から厳選された約30社に対し、長期的な投資を行うアクティブファンドです。この新ファンドの設立は、コモンズ投信にとって12年ぶりの直接販売による新ファンドの設定を意味します。
ファンドの基本情報と運用方法
「コモンズ・グローバル30ファンド」では、著名な投資助言会社であるウォルター・スコット・アンド・パートナーズ・リミテッドからの助言を受け、このファンドが長期的な視点での資産形成に寄与することを目指しています。日本の投資家に向けて、グローバルな視点で抜群の「富の創出力」を有し、持続可能で競争力のある企業を厳選し、集中投資する方針です。
コモンズ投信は、2018年からウォルター・スコット社との関係を深めてきたことで、両社の投資哲学や企業文化に共通点を見出しました。このような背景から、グローバル株式アクティブファンドの提供が決定されたのです。
コモンズ投信の歴史と展望
2007年に設立されたコモンズ投信は、2009年から運用を開始した「コモンズ30ファンド」で大きな成長を遂げました。このファンドは、当初の設定額1億1,814万円から、2025年9月末には731億7,098万円に達するなど、着実に実績を上げています。長期的な視点に立ち、約30銘柄への集中投資を行うスタンスは、生活者や投資先企業の価値創造を支援する役割を果たしています。
ウォルター・スコット・アンド・パートナーズとの連携
ウォルター・スコット社は1983年にエジンバラで設立され、一貫して長期的な資産の保全と成長を重視してきました。このファンドは、同社のリサーチを基にした精緻な選別が行われ、投資先の企業が持つ持続可能な競争優位性を最大限に活用することを目指しています。
ファンドの募集と運用スケジュール
ファンドは2025年10月20日から直接販売での募集を開始し、同年12月3日に運用が開始されます。また、このファンドはNISA成長投資枠の対象でもあり、多くの投資家に向けた利便性が考慮されています。指定販売会社での取り扱いも運用開始後に順次行われる予定です。
イベントとセミナー情報
コモンズ投信では、ファンドに関する説明や運用報告会を各地で開催します。名古屋、大阪、東京、福岡などでのセミナーが計画されており、オンラインでの参加も可能です。詳細は公式ウェブサイトでご確認いただけます。これらのセミナーでは、新ファンドの特徴や運用戦略を直接聞ける貴重な機会です。
まとめ
コモンズ・グローバル30ファンドの導入により、投資家は長期的にグローバルな視野での資産形成の新たな選択肢を手にすることができます。ウォルター・スコット社との連携を通じて、より高いリターンを目指すこのファンドは、生活者にとって大きなチャンスを提供することでしょう。株式投資を通じて世界のビジネスモデルや企業の成長を学ぶ良い機会にもなるはずです。