映画『架空の犬と嘘をつく猫』が世界の映画祭へ
日本の映画界に新たな注目が集まっています。株式会社ヒューマックスエンタテインメントが制作した映画『架空の犬と嘘をつく猫』が、世界15大映画祭のひとつ「タリン・ブラックナイト映画祭」に公式コンペティション部門で選出され、ワールドプレミアの開催が決定しました。これにより、2026年1月9日(金)より全国公開予定の本作が、いよいよ世界の舞台で初めてお披露目されます。
監督と主演の強力なタッグ
本作は、『愛に乱暴』で世界の映画祭を賑わせた森ガキ侑大監督の最新作品で、主演には注目の若手俳優、高杉真宙が抜擢されています。彼は特に、『劇場版TOKYO MER』やテレビドラマ「ロイヤルファミリー」での活躍が光り、期待が寄せられています。物語は、弟の死という悲劇を抱えた家族の複雑な心情を描いており、見る者に深い感動を与えることでしょう。
魅力的なキャスト陣
さらに、キャストには高杉真宙の他にも、伊藤万理華、深川麻衣、安藤裕子、向里祐香、安田顕、余貴美子、柄本明といった実力派の俳優たちが集結しています。物語の中心には、事故で亡くした弟を追い求める母と、それぞれの役割を持つファミリーが描かれ、家族の絆や嘘、愛を探求します。各キャラクターの個性が際立つ中、森ガキ監督が描く「不完全で、やっかいで、愛おしい」家族の姿は、多くの観客の心を捉えることでしょう。
タリン・ブラックナイト映画祭の特色
タリン・ブラックナイト映画祭は、毎年11月に開催されており、北欧唯一の国際映画製作者連盟公認の映画祭です。この映画祭では、作家性やメッセージ性の強い映画が積極的に紹介されており、過去には是枝裕和監督や三池崇史監督の作品も上映されています。本作が公式コンペティション部門に選出されることで、国際的な注目が集まり、今後の反響が期待されます。
物語のテーマとメッセージ
映画『架空の犬と嘘をつく猫』では、高杉真宙が演じる主人公、羽猫山吹が母のために「偽の手紙」を書き続け、家族が滑り込む「嘘」の中で互いに寄り添う姿が描かれます。それぞれが不都合な真実から目をそらしながらも、愛し合う家族の姿は、観る者に感情を揺さぶるでしょう。また、森ガキ監督は「家族は愛と優しさだけではなく、嘘や沈黙もまた家族をつなぐ」と語り、映画が持つ深いメッセージを伝えています。
映画祭限定ビジュアルの公開
ワールドプレミアに先駆けて、映画祭限定ビジュアルや場面写真が公開されました。それらのビジュアルには、複雑な感情を抱える家族の姿が描かれており、来る公開日への期待感を高めています。家族の様々な表情や、舞台裏を感じさせるカットが多く、見る者の興味を惹きつけます。
結びに
不完全な家族の姿が特徴的なこの映画『架空の犬と嘘をつく猫』は、2026年1月9日から全国ロードショーされます。タリン・ブラックナイト映画祭での反響がどうなるのか、多くのファンの期待が膨らんでいます。詳細な上映スケジュールについては、公式サイトをチェックしてください。