アジアから見る世界史
2025-10-23 10:48:58

アジアの視点から探る新しい世界史の魅力を紹介するMOOK発刊

アジアを知ることで見える新しい世界史



2025年10月23日、NHK出版から発売される『NHK3か月でマスターするMOOK もっと深く知る アジアから見る世界史』が、私たちの歴史観を根本から問い直すきっかけを与えてくれます。この本は、学校では決して教わらない深い知識を提供してくれる内容です。著者には、各時代と地域ごとのテーマを把握した7人の研究者が名を連ね、その専門的な視点を活かして解説を行っています。

NHKの人気シリーズの新作



このMOOKは、「3か月でマスターする」シリーズの一環として登場します。このシリーズは、大人が学び直しをするためのテキストとして広く知られており、人気の高い内容が特徴です。今回の世界史に関するアンソロジーは、歴史に対する固定観念を覆す、ユニークな視点が盛り込まれています。

目からウロコの新しい歴史観



本書では、多くの人々が「古代文明」として知っているギリシャ・ローマの歴史が、実はオリエントの影響を強く受けていたことを指摘します。さらに、アジア史の集大成であるモンゴル帝国の解体が、いかにしてルネサンスや大航海時代、さらには近代の資本主義に影響を与えたのかを詳しく解説しています。これらの視点は、学校の授業では得られない貴重な知見です。

ユーラシア大陸の文化の交差点



実は、世界の四大文明や三大宗教、さらには三大発明に至るまで、全てアジアやその周辺地域で生まれました。言い換えれば、アジアこそが数多くの技術や知識、文化の源泉であり、これを見落として世界史を語ることはできません。また、後にアジアの文化を取り入れた西洋の歴史も、この文脈から語られるべきです。

グローバリゼーションの時代に必要な視点



現在、グローバリゼーションが叫ばれる中、私たちは従来の世界史の観点からは見えない部分を学ぶ、新たな視点で世界史を捉えることが求められています。このMOOKが提供する内容は、まさにその必要性に応えるものと言えるでしょう。細部にわたる研究結果や解説を通じて、アジアから見る世界史の本質を知ることができます。

目次と著者


本書の目次は以下の通りです:
  • - 序章アジアからひもとく新しい世界史 - 岡本隆司
  • - 第1章アジアから考えるローマ帝国 - 井上文則
  • - 第2章オリエントと世界宗教の誕生 - 守川知子
  • - 第3章草原と中華の交錯 - 古松崇志
  • - 第4章モンゴル帝国の完成と解体 - 宮 紀子
  • - 第5章世界史の分水嶺 - 山下範久
  • - 第6章ヨーロッパとアジア - 細谷雄一
  • - あとがき - 岡本隆司

まとめ


『NHK3か月でマスターするMOOK もっと深く知る アジアから見る世界史』は、歴史を新たな視点で見つめ直すことができる貴重な書籍です。興味のある方は、ぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。アジアが織りなす歴史の深みを感じながら、世界史の魅力を再発見できるでしょう。発売は2025年10月23日、定価は1,430円(税込)です。


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