新丸ビルの新しい試み
2025-08-29 09:38:13

新丸ビルで始動!エスカレーター事故防止と広告効果のユニークな融合

新丸ビルに「UDベルト」が登場


新丸ビルにて、株式会社UDエスカレーターが、事故防止機能を兼ね備えたユニバーサルデザイン広告「UD(ユニバーサルデザイン)ベルト」のトライアル施工を開始しました。これは、三菱地所株式会社所有の商業施設における初の試みであり、エスカレーターの手すりを新たなビジネス資産として捉え、安全性と収益性の向上を目指しています。

エスカレーター事故の現状


東京都内で年間1,428名がエスカレーター事故によって救急搬送されています。この数字は、全国的には約12,500名に達する推計があります。エスカレーターは、都会の移動手段として必須の存在ですが、その一方で事故のリスクも孕んでいます。この問題に対処するため、UDエスカレーターはエスカレーター手すりのデザインを工夫し、事故防止に繋げる取り組みを行っています。

UDベルトの特長


UDベルトは、エスカレーター手すり全体を専用のウレタンシートで覆い、デザインを施しながら事故防止機能をも持ち合わせています。視線を自然に誘導する「目立つマーク」を適切に配置することで、利用者の身体バランスを整え、転倒事故の削減に寄与します。実際には、関西における実証実験で60%以上の事故削減を確認しています。

新丸ビルでの広告展開


今回の取り組みでは、4階にリニューアルした広告として、利用者の安全を守るマークと共に掲出されます。この4階には、新規オープン店舗が複数あり、先進性を持った空間創出を図っています。手すりのデザインは、空間の雰囲気を損なわないよう考慮され、安全性とデザイン性の両立を実現しています。

広告効果


UDベルトは、取り換え可能なウレタンシートを使用しているため、最長で半年間の広告掲出が可能です。エスカレーターは施設内で大きな面積を占め、目視される機会が多いため、高い視認性を誇ります。

手すりは、利用者が必ず目に触れるため、広告としての効果も高く、エスカレーターの移動時には常に視界に入ります。これにより、目立つ広告が利用者の注意を惹きつけることが期待されています。

エスカレーターの未来


国内には70,683基のエスカレーターが存在し、その多くが商業施設に設置されています。手すりを「事業資産」として捉えることで、関係者のビジネスにも寄与しつつ、安全性も向上させる必要があります。今回の取り組みは、新たなエスカレーターの可能性を示す事例として、国内外への展開にも繋がる重要な一歩です。

これからも、エスカレーターを利用する全ての方々が安全かつ快適に移動できるよう、UDエスカレーターは努力を続けていきます。各施設での実施に関心がある方は、ぜひお問い合わせください。


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