2025年全日本スーパーフォーミュラ選手権、鈴鹿での開幕を迎える
2025年3月7日から9日まで、鈴鹿サーキットにおいて全日本スーパーフォーミュラ選手権が開催されます。この大会は、国内のモータースポーツ界で最も権威のあるフォーミュラカーレースシリーズであり、決勝ではドライバーの技術だけでなく、チームの戦略や連携も試されることが特徴です。
2025シーズンを前に、2月10日に東京でプレスカンファレンスが行われ、レースの日程や新しい取り組み、そしてマーケティング戦略が発表されました。特に注目されるのは、昨年よりも増えたレース数です。実に7大会12レースが予定されており、これは2013年にシリーズが始まって以来の最多数となります。
また、今シーズンは新たに加わるチームやドライバーも多く、国内外から期待されている選手たちが競い合います。2025年の初戦に向けて、全チーム・ドライバーが参加する公式テストが2月18日と19日に鈴鹿サーキットで行われ、それにより選手やチームは本番に向けての準備を整える予定です。
レーススケジュールとフォーマットの変更
2025年シーズンでは、レースの展開をより魅力的にするために、フォーマットが若干変更されます。金曜日に行われるフリー走行では、90分のセッションが2本に分かれ、各チームにとってマシンのセットアップの機会が増える仕組みです。
レース距離についても、日曜日の決勝が185kmに設定され、土曜日の決勝は165kmとなります。パートナーDAYや、FIAスーパーライセンスポイントの付与条件が改訂されることにより、今後外国からの注目度も高まりそうです。また、横浜ゴムが供給する新しいレーシングタイヤ「ADVAN」では、46%が再生原料やリサイクル素材から成り立っています。
2025年シーズンの新しい取り組み
新シーズンでは、金曜日に「パートナーDAY」を設け、モータースポーツ業界の課題についてのワークショップも実施する予定です。また、レースの模様は新たにDAZNやFODなどのメディアでも配信され、多くのファンがリアルタイムで楽しめる環境が整います。
さらに、昨年に引き続き、2025シーズンの開幕を祝うイベントがイオンモール鈴鹿で行われ、人気選手のトークライブや特別展示が予定されています。これにより、地域と連携してのモータースポーツ振興が進んでいきます。
期待と展望
2025年のスーパーフォーミュラ選手権は、より多くの人々にモータースポーツの魅力を伝える機会となるでしょう。新しい挑戦と共に、選手やチームのパフォーマンスに期待が寄せられています。観客もこれまで以上に楽しい体験ができることが予想される中、鈴鹿サーキットでのレースはスピードと戦略の真剣勝負として、ファンの心を掴むこと間違いなしです。さあ、2025年の開幕戦に向けて、心躍るモータースポーツの夏がやって来ます!