平和への旅
2025-08-25 14:36:28

平和の願いを次世代に伝える旅、広島・長崎訪問レポート

平和の願いを次世代に伝える旅、広島・長崎訪問レポート



2025年に戦後80年を迎えるにあたって、パルシステム生活協同組合連合会のメンバーたちは、被爆地の広島と長崎を訪問し、記憶の継承と平和の大切さを実感しました。今回の訪問には、利用者の家族や役職員など93人が参加し、彼らはさまざまな経験を通じて戦争の悲惨さを学びました。毎年恒例のこの旅は、各地の生活協同組合が協力し実施される「ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ」というプログラムの一環でもあります。

被爆の歴史を知る訪問


訪問では、広島平和記念資料館や平和記念公園を訪れ、原爆の惨状を絵画や遺品を通じて学びました。資料館では原爆投下の瞬間や、その後の被害の様子を生々しく伝える写真や資料が展示され、参加者はその衝撃に心を打たれました。子どもたちは「この歴史は他人事ではない」と感じ、自分たちにできることについて真剣に考える機会となりました。

特に印象的だったのは、被爆者からの証言です。かつての原爆孤児である山田寿美子さんの話は、聞く者すべてに深い感銘を与えました。彼女は「80年前の出来事を単なる過去のものとしてではなく、今を生きる私たちへの重要なメッセージとして捉えてほしい」と訴え、参加者はそれぞれ深い思いを胸に抱えました。

次世代に向けた声を受け止める


訪問の中で、参加者は実際に被爆の証人に接し、彼らの生の声を聞くことができました。広島では、平和記念公園でのガイドの説明を受けながら、不幸にも亡くなった子ども達や大人たちの思いに触れました。参加者の中には「原爆で亡くなった人たちも、残された被爆者も苦しかったはず。私たちが忘れてはいけない」と語る子もおり、望まぬ過去が多くの人に痛みをもたらしてきたことを実感しました。

長崎でも同様に、交わされた言葉は重く、参加者たちは平和の祈念式典にも参加し、亡くなった多くの魂に思いを馳せました。小学6年生の参加者は、「今日の体験を通じて、被爆の事実を周りの人に伝えていきたい」と未来についての責任感を表明しました。

原爆のない未来へ向かって


パルシステムでは、これらの訪問が単なる旅行ではなく、未来を見据えた重要な活動であると位置づけています。活動を通じて得た情報や感情を、参加者が地域に持ち帰り、平和の大切さを訴えていくことを期待しています。2025年の国際協同組合年を前に、皆で平和を訴え、次世代へとその思いを継承していく必要があります。

この取り組みは、我々が平和社会を築くための第一歩です。種を撒くように、参加者たちが今回の経験を土壌にして、未来への希望を育てていってほしいと願います。何世代にもわたり、平和の灯を絶やさぬように、私たちができることを続けて行くことが求められています。未来への道を照らすために、私たちは一人ひとりが声を届け続けていく必要があります。


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