伝統の美が生んだ新作コラボ「天馬吉祥」とは

龍村美術織物と京菓子司末富が生み出す新作 "天馬吉祥"

美術織物メーカーの龍村美術織物が、130年以上の歴史を持つその技術を活かして、京菓子司末富とコラボレーションした新商品「天馬吉祥」がついに登場しました。このコラボ商品は、2026年の干支「午」をテーマにした特別なセットです。美術織物の華やかな生地と末富の繊細なお干菓子が見事に融合し、一つの芸術品とも言える仕上がりになっています。

この「天馬吉祥」は、龍村美術織物のオリジナル巾着と、末富謹製のお干菓子をセットにしたもの。厳選された絹織物の艶やかさと、京菓子の色彩が見事にマッチし、和の美を味わうことができます。このコラボレーションを通じて、両者の持つ独自の職人技と伝統が息づいています。

龍村美術織物について

創業1894年の龍村美術織物は、独自の技術と美意識を持つ日本の織物メーカーです。「独創と復元」という理念のもと、歴史的な技法を用いています。特に、正倉院裂や名物裂の復元に定評があり、古き良きものを受け継ぎながらも、新しい作品を生み出す力を持っています。

その一方で、京菓子司末富も「夢と楽しさの世界」をテーマに、厳選された素材を使用して美しい京菓子を作り続けています。時代を超えて愛される京菓子は、新しい試みにも挑戦しており、最近では和の文化を大切にする商品を多く開発しています。

コラボ商品の見どころ

「天馬吉祥」の特徴は、特に「陶彩遊馬文」という新しい干支柄の生地が使用されている点です。この文様は中国陶磁器の影響を受け、明時代の色鮮やかな作品からインスピレーションを得ています。駆け抜ける馬の姿が描かれたそのデザインは、まるで作品の中で生き生きとした動きを感じさせます。さらに、この文様に施された絵付けは、龍村美術織物の技法によって一層の深みを与えています。