福岡発スタートアップが東京で贈る成長の舞台、Demo Day開催

福岡発スタートアップが東京で成長を誓うDemo Day

福岡市にあるスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next」（FGN）が、注目のアクセラレーションプログラム「High Growth Program」によるデモデイを東京で開催します。2026年1月30日、麻布台ヒルズ森JPタワー31階にて、福岡の12社がその成果を発表し、首都圏の投資家との接点を築く重要な機会となります。

高成長を目指す12社が集結

「High Growth Program」は、福岡発のスタートアップが事業成長に向けて欠かせない支援を行うプログラムです。昨年度はGX・AI・ESG、健康、スマート農業、飲食店DXなど、幅広い社会課題に取り組むスタートアップが12社選ばれました。彼らは今回、各自の事業の次なるステージを目指し、福岡の魅力を東京に発信します。

イベントの目的と意義

このDemo Dayは、採択企業にとって、首都圏の投資家や事業会社との接点を作るための絶好のプラットフォームを提供します。現地参加者はVC、CVC、金融機関の投資担当者など、多様なバックグラウンドを持つ人々で構成され、スタートアップとのビジネスチャンスやパートナーシップの構築が期待されています。参加を希望される方は、事前に申し込みが必要です。

FBGNが行う事業支援の一環として、このイベントは地方と首都圏とのギャップを埋める役割も果たします。地方のスタートアップが首都圏の資源やネットワークにアクセスすることは、彼らにとって大きな成長の鍵となるでしょう。

大切な情報連携の場

当日は、スタートアップによるピッチの前に、投資家との意見交換が行われる交流セッションも設けられています。参加者は、事前マッチングシステムを通じて、より有意義なコミュニケーションを図れるよう、準備が整えられています。

デモデイ前の交流で、スタートアップと投資家が短時間でアイデアを交換することで、相互理解の深化が図られ、将来的な協業の可能性が広がります。ピッチの後にはネットワーキングの時間も設けられており、参加者同士が直接つながる機会も予定されています。

未来を支えるスタートアップの姿

登壇するスタートアップはそれぞれ、社会的に重要なテーマに取り組んでおり、デジタル化や持続可能性に重きを置く企業が多く見受けられます。これらの企業は、訪れる課題に対処しながら、未来のためのソリューションを提供しています。例えば、太陽光発電をコントロールするシステムを開発する『Tensor Energy』、人命救助を支援する『AUTHENTIC JAPAN』などがその一例です。

各企業の活動を通じて、地方から発信される新たな価値が首都圏に届くことを期待します。このDemo Dayを通じて、福岡のスタートアップが全国的に知名度を上げ、より多くの支持を集めていくことができるでしょう。