調布市が試験運用を開始したAIによるごみ分別支援サービス
東京都調布市において、住民からのごみ分別に関する問い合わせに対応するAI自動音声応答サービス「調布ごみナビAIダイヤル(仮称)」の試験運用が、2026年8月4日から始まりました。この新しい試みは、Borzoi AI株式会社が開発したもので、職員の業務負担を軽減し、住民の利便性向上を図るものです。
取り組みの背景と目的
調布市では、2025年度には毎日平均100件から150件の問い合わせが職員に寄せられているといいます。これらの問い合わせは、主にごみの分別方法に関するもので、LINEを使用しない住民からも多く寄せられています。また、職員が直接対応しないと解決できない内容の問い合わせも含まれており、この状況が職員の負担を増大させる要因となっていました。
この課題を解決するため、AIを活用した自動音声応答サービスを導入することで、市民は「いつでも・すぐに」疑問を解決できる環境が整い、職員はより質の高い業務に注力できる体制が構築されることを目指しています。
特徴と機能
「調布ごみナビAIダイヤル」は、電話を通じて自然な会話でごみ分別に関する質問に答えるサービスです。主な機能には以下のものがあります。
- - ごみ分別案内:捨てたいごみに関して、分別方法を電話で簡単に問い合せることが可能。
- - 拠点回収場所や収集袋販売店案内:住民の住所や目印をもとに、最寄の回収場所や収集袋の販売店を案内。
- - 転送・折り返し対応:時間帯に応じて担当職員への電話転送または折り返しの提案を行います。
自治体向けにも多くの機能が用意されており、よくある質問の登録や通話記録の管理が可能です。これにより、自動的にお対応できる問いに対してAIが回答し、同時に職員が必要な事例も迅速に確認できるようになります。
実施概要と今後の展望
この試験運用は2026年8月4日から2027年3月31日まで実施され、AIによる自動回答の効果を検証するとともに、問い合わせの実績や職員からのフィードバックをもとに、最適な業務フローの構築を目指します。これは調布市に留まらず、全国の自治体への展開を見据えた取り組みでもあります。
また、Borzoi AI株式会社が提供する「AIごみナビ」などの既存サービスと組み合わせることで、AI電話ナビとAIごみナビでの情報の一貫性を保ちつつ、住民にとってより便利なサービスを提供し続けることが可能になります。
企業について
Borzoi AI株式会社は、「ごみ分別」のサポートに特化したサービスや、現場状況を見える化する「AI収集ナビ」など、多彩なAIソリューションを提供する企業です。持続可能な社会の実現を目指し、地域環境の衛生向上に貢献しています。
この新たな試みが進化を遂げることで、調布市の住民の生活がより快適になることが期待されます。今後、さらに多くの自治体でも同様のサービスが導入されることで、全国的なごみ問題の解決に向けて大きな一歩となることでしょう。