日本の都市を見つめる新たなアート展「APK PUBLIC Vol.2」
2026年6月1日から始まる「APK PUBLIC Vol.2」では、東京・京橋にあるTODA BUILDINGのエントランスや広場、回廊にて、新進気鋭のアーティストたちがそれぞれの視点で都市の姿を描き出します。
基本情報
この展覧会では、手塚愛子、藤倉麻子、渡辺志桜里の3人の作家による新作が紹介され、テーマは「未完の都市」です。都市とは何か、そしてその姿をどのように解釈するかが作品を通して問い直されます。
会期:2026年6月1日(月) ~ 2027年11月30日(火)
時間:7時~23時(年中無休、1月1日を除く)
場所:TODA BUILDING 広場、1-2Fエントランスロビー(東京都中央区京橋1-7-1)
アーティストと作品の紹介
展覧会のキュレーターである藪前知子氏は、都市が持つ多様な力—政治、物流、歴史的背景など—が交差しながら形成されていく様を描き出すことが重要だと述べています。このメッセージを具現化した3人の作品について詳しく見ていきましょう。
手塚愛子《生きるものを包む(戸田建設史からのスタディ)》
手塚の作品は、都市の身体性を捉えながら、過去の歴史と現代の生活が織りなす複雑な関係を探求します。彼女の作品は、古地図や日常の痕跡が交差することで、都市の強固な構造と脆い身体の間に浮かび上がる幽霊のような存在にも焦点を当てています。
藤倉麻子《オープンサンライズシティ・プロトコル》
藤倉は、架空の都市「オープンサンライズ・シティ」をテーマに、現実世界の東京近郊と交錯させた映像インスタレーションを展示します。彼女の作品は、太陽光を最大限に活用することを目的とし、AIと人間の協働による新たな都市空間を描写します。
渡辺志桜里《地霊》
渡辺の作品は、能舞台に埋め込まれた音響装置の甕を通じて、都市や国家の成り立ちに潜む抑圧された声を呼び覚まします。彼女の作品は、古層に秘められた記憶が空間を満たす様子を表現し、破壊と再生の繰り返しを強調しています。
展覧会の意義
「APK PUBLIC」は、来街者や勤労者にアートを通じて日常を豊かにし、視野を広げることを目指しています。アートが持つ力を通じて、都市のあり方を新しく見つめ直す機会が提供されるのです。
アーティストトークイベント
また、展覧会に関連して、アーティストトークも開催されます。6月6日(土)には、各アーティストが自らの作品やプロジェクトについて語り合う機会が設けられます。
日時:2026年6月6日(土) 15:00~17:00
会場:TODA BUILDING 3F APK ROOM
おわりに
都市が遷移していく中で、アートは我々に新たな視点を提供してくれます。「APK PUBLIC Vol.2」は、その良い例です。この機会にぜひ、アートと都市をつなぐ新たな視点に触れてみてはいかがでしょうか。