吉野家の誇る牛丼の達人たち、全国大会で名誉を勝ち取る
株式会社吉野家は、3月4日に東日本で開催された店長集会で、牛丼作りの達人たちを称える「肉盛り実技グランドチャンピオン大会」と、「キッチンマスターチャンピオン大会」の優勝者を表彰しました。
この大会は、牛丼を提供する約1,259店舗(2025年2月末現在)の従業員の中で、最も美味しい牛丼を作ることを競い合うものです。45年以上の歴史を持つこのコンテストでは、厳正な審査が行われ、優れた技術とサービスが求められます。
牛丼作りの達人:奥村和也さんの挑戦
2025年1月22日に開催された全国決戦では、静岡県浜松若林店の奥村和也さんが「肉盛り実技グランドチャンピオン大会」で優勝の栄冠に輝きました。奥村さんはかつて準グランプリを獲得した経験を持ち、今回が全国決戦出場は4度目となり、初めてのチャンピオンとなりました。大会では「美味しい煮肉」や「盛り付けの美しさ」「お客様への目配り」が審査されますが、特に奥村さんは高温調理を駆使して肉の脂を抜き、玉ねぎとのモデルのバランスを追求しています。
「飽きが来ない、何度でも食べたくなる牛丼を作ることが私の目標です」と奥村さん。
店舗運営の達人:河田賢さんの成功
同日の「キッチンマスターチャンピオン大会」では、福岡県の10号線片野店から参加した河田賢さんが優勝しました。彼は2014年にアルバイトとして吉野家に入社し、今回がアルバイトとして初の大会優勝。審査では、調理技術の他、効率的な運営や店内の雰囲気づくりが評価されました。「一緒に働く仲間との声かけや連携が大切だと感じています」と河田さんは語ります。
技術の継承と未来に向けた展望
吉野家は創業以来、技術の研鑽と従業員の成長を重視し、これらの大会を通じてチームワークやコミュニケーションの向上を図っています。「For the People」という理念のもと、従業員が感じるやりがいや在職体験が、顧客の豊かで美味しい食事体験を支える重要な要素となります。
今後も、吉野家は美味しい牛丼の提供に全力を注ぎ、最高の店舗体験を邁進していく意向を示しています。大会を通じて得られた新たな気づきや発見は、従業員同士の刺激となり、さらなる成長へとつながるでしょう。吉野家は今後も本物の「うまさ」を追求し続け、社会に貢献する企業としての役割を果たしていきます。