トリマーズUSAの新しいキャリーケース開発物語と魅力に迫る

トリマーズUSAの新しいキャリーケース開発秘話

開発の背景

トリマーズは元々、アルミ製パーツを得意とする企業です。この高い技術を他分野にも生かせないかと考え、スーツケースの開発に着手しました。特にコロナの影響が落ち着いた今、旅行シーンが再び活発になる中、求められるのは「自分が欲しい」と思えるスーツケース。しかし、そのような商品が市場には見当たらなかったのです。ターゲットは、40〜50代の男性。良い物を持ちたいというこだわりを持つ層に響くキャリーケースを作るという目標を掲げ、開発を進めることが決定されました。

デザイン思想の核心

約2年間の試行錯誤の末に完成したのが「Carry-on 22」です。

1. 開閉設計の工夫

このキャリーケースで最も重視されたのは、開閉デザインです。車のトランクの利便性を取り入れつつ、洗練された男らしさを表現することを目指しました。日常使いの便利さとデザインの融合を心がけ、細部に至るまで多くの試行錯誤が行われました。結果、直感的でスムーズな操作感と美しいフォルムの両立を実現しました。

2. ハンドルデザインの追求

次にこだわったのはハンドルです。キャリーケースで最も人が手に触れるポイントであるため、デザインと機能性の両方に妥協はありません。ドアノブも人が常に握ることを想定して設計されていることに気づき、そこからインスピレーションを得ました。しかし、このデザインを形にするためのオリジナル型の製作や構造設計には多くの苦労が伴いました。

3. 異素材のハイブリッド構造

素材選びにも妥協はありませんでした。Carry-onはフロントにアルミを、本体にポリカーボネートを採用。また、Rolling Duffle 30はフロントにアルミ、本体に高強度ナイロンを使用しています。これにより、重厚感と柔軟性を兼ね備え、どんなシーンでも洗練された印象を与えます。

唯一無二のデザインへの道のり

完成した「Carry-on 22」は、まさに唯一無二の存在です。見たことのない機能性と、上品で洗練されたデザインが特徴です。この成功は自分ひとりの力ではなく、協力してくれた工場の方々や試作品への貴重な意見をくれた仲間たちのおかげです。このキャリーケースを必要とする多くの方々に届けたいという思いが強くなりました。