一橋大学で実施される金融リテラシー講座
東京都国立市に位置する一橋大学は、2025年度秋冬学期(9月から12月)に新たに「ファイナンシャル・ウェルビーイングのための金融リテラシー」という講座を開講します。この講座は、アセットマネジメントOne株式会社が寄附したもので、全14回の授業が予定されており、学生はこの講義を通じて必要な金融知識とスキルを習得することができます。
講義の概要
「ファイナンシャル・ウェルビーイングのための金融リテラシー」は、一橋大学の経済学部において実施されることが決まっています。対象は、基本的に全学部の学生で、特に2年生に焦点を当てています。この講座の目的は、学生が金融の重要性を理解し、自らの生活や将来の職業に役立つ実践的なスキルを身につけることです。
講義は二つのセクションに分かれています。前半は、金融の基礎知識を深く掘り下げ、個人のファイナンシャル・ウェルビーイングの実現に寄与する内容が展開されます。後半では、資産運用会社の実務に触れながら、金融が社会において果たす役割や、投資の意義、マーケットの仕組みについて学びます。講義を担当するのは、アセットマネジメントOneで第一線で活躍する実務者たちです。
教員のコメント
アセットマネジメントOneの伊藤雅子氏は、金融経済教育を推進する「未来をはぐくむ研究所」の設立を通じて、一人ひとりが金融リテラシーを向上させることの重要性を強調しました。彼女は、大学生が成人として良質な金融リテラシーを学び、それを実生活に活かす姿勢が求められていると語ります。
一橋大学の経済学部教授である山田俊皓氏は、本講座の開設を喜び、ファイナンシャル・ウェルビーイングを基軸にした金融リテラシー教育の重要性を訴えました。参加する学生には、今後のキャリアや社会での活躍に役立つ知見が得られることを期待しています。
アセットマネジメントOneについて
アセットマネジメントOneは、2016年に設立された資産運用会社で、国内外で72兆円以上の運用資産を誇るトップクラスの企業です。同社が掲げる「投資の力で未来をはぐくむ」理念のもと、個人投資家や機関投資家に対して多様な運用ニーズに応じたソリューションを提供しています。公式ウェブサイトも運営しており、様々な情報を発信しています。
まとめ
この新しい金融リテラシー講座は、将来を担う学生たちにとって、実践的な金融知識を学ぶ絶好の機会です。金融の重要性が高まる現代社会において、自らの経済的健康を維持するためには、しっかりとした金融リテラシーが不可欠です。アセットマネジメントOneと一橋大学の協力によって実現したこの講義が、次世代のリーダーを育成する一助となることを期待しましょう。