凍眠生酒を楽しむ
2025-07-11 09:46:19

新たな日本酒のスタイル「凍眠生酒」を体験できる試飲会が東京で開催

新たな日本酒のスタンダード「凍眠生酒」



最近、冷凍技術を活用した「凍眠生酒」が日本国内外で注目を集めています。これを受けて、2024年11月に設立された株式会社帝国ホテルが手掛けるオンラインモール「ANoTHER IMPERIAL HOTEL」と共催で、「凍眠生酒」の試飲会が2023年7月4日と5日に東京の帝国ホテルシャンパンバー「The Rendez-Vous AWA」で開催されました。

「凍眠生酒」とは、国内初のマイナス30℃の不凍液を使用し、急速冷凍技術を駆使して酒蔵で搾り取ったばかりの生酒を凍らせたものです。この技術は、株式会社TOMIN SAKE COMPANYが研究開発を行い、2018年から本格的に販売を開始しました。現在、全国10の酒蔵と共に、オンラインモールでの販売を急速に拡大しています。

日本酒の品質を保つ革新技術



TOMIN SAKEの代表、前川達郎氏は「凍眠」を使った冷凍技術の重要性を強調し、一般的な冷凍法と比較して、いかに速やかに凍結できるかを解説しました。通常の冷凍では水分とアルコールが分離し、飲み物の味わいが損なわれてしまいます。しかし、「凍眠」を使えば、約20倍のスピードで冷凍されるため、アルコールと水分が均一に凍結され、解凍後も味わいや香りが保持されるのです。

海外展開も視野に



生酒は長距離輸送が難しく、これまでは海外展開に課題を抱えていました。しかし、「凍眠生酒」技術により、最高の状態で日本酒を世界へ届ける道が開かれました。前川氏は、シンガポールや欧州、北米といった国々からの問い合わせが急増していると話し、日本酒の新しいスタンダードの確立を目指しています。

ANoTHER IMPERIAL HOTELの役割



帝国ホテルが運営するANoTHER IMPERIAL HOTELは、各地の魅力的な商品を紹介するためのオンラインモールで、さまざまな日本酒が取り扱われています。惣田新一部長は、日本酒の持つ歴史や文化を多くの人に伝え、業界の発展に寄与したいと説明しました。

試飲会では、酒蔵の代表者が直接来場し、凍眠生酒の魅力やその楽しみ方を体験者に伝える機会も設けられました。例えば、冷凍された生酒を水に浸して解凍し、その鮮やかな味わいを直接感じる方法が紹介されました。

日本酒の未来に向けて



南部美人の久慈浩介社長は、「凍眠」を利用した冷凍生酒が持つ可能性を語り、生酒のフレッシュな状態を保つこの手法が、今後の日本酒業界において新基準となることを願っています。「時を止めた生酒を国境を越えて届ける」というビジョンを掲げており、生酒を冷凍することが常識となる未来を見据えています。

まとめ



このように、凍眠生酒は、冷凍技術を活用することで生酒の新たな可能性を切り開いています。試飲会を通じて、多くの人々がその価値を体感し、海外でも人気を博する日本酒の新たなスタンダードとして成長していくことでしょう。これからも、日本酒文化のさらなる発展を期待したいところです。


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