AgeWellJapanが示した新たな働き方の指標とは?
株式会社AgeWellJapan(以下、AgeWellJapan)は、シニア世代のウェルビーイングを支える新しい取り組みを進めています。特に注目すべきは、同社が行った「はたらくWell-being指標」を基にしたサーベイの結果です。この調査によると、Age-Well Designerと呼ばれる同社の人材は、パーソルホールディングスによる比較データを大幅に上回る結果を記録しました。
1. 調査の背景と目的
この調査は、2024年1月23日に東京都内で行われる「はたらくWell-being AWARDS 2025」に対応し、AgeWellJapanの社長である赤木円香が「新たなはたらき方部門」で受賞したことを受けて、実施されました。このアワードは、同社の事業が新しい職業の形として評価された結果であり、さらにAge-Well Designerの働き方や意識に注目することが狙いでした。
2. はたらくWell-being指標とは
「はたらくWell-being指標」は、パーソルの「はたらいて、笑おう。」というビジョンの実現度を測る指標です。この指標は、仕事の体験、評価、自己決定という3つの要素に基づいています。この可視化を通じて、企業活動を社会に訴求し、個人の働き方を向上させることを目指しています。
3. 調査の実施概要
今回のサーベイでは、Age-Well Designer52名を対象に、5つの質問への回答を集めました。
- - Q1: 仕事に喜びを感じるか?
- - Q2: 人々の生活を良くすると思うか?
- - Q3: 自分の働き方を選べる状態か?
- - Q4: 現在の仕事で成長を感じるか?
- - Q5: よい歳の重ね方をイメージできているか?
これらの質問に対して、Age-Well Designerたちの評価はすべての設問でパーソルの外部比較値を上回っており、特に「成長実感」は約90%の人が高く評価しました。
4. 特別対談「はたらく喜びをデザインする」
調査結果を受けて、パーソルの中山氏とAgeWellJapanの辰巳が特別対談を行いました。中山氏は「仕事の喜び」と「誰かの役に立っている実感」が高い理由について問いかけました。辰巳は、存在承認が育成の核であり、「Age-Well Designer自身がAge-Wellであること」が重要だと述べました。
5. はたらく喜びの広がり
中山氏は、AgeWellJapanの「be(どんな存在か)」に重きを置く姿勢に共感を示しました。辰巳は、Age-Well Designerがロールモデルと出会うことで生まれる「挑戦したい」という気持ちが、周囲に喜びの連鎖をもたらしていると分析しました。
6. 社会全体への広がり
Age-Well Designerはシニアの生きがいを共に探し、ポジティブに歳を重ねることの重要性を広めています。中山氏は、企業のミッションと活動が一貫していることがシニアに希望を与えると語りました。辰巳も、幸福度の高い職場づくりには、経営者の価値を明確にし、継続的な対話が欠かせないと指摘しました。
7. 未来に向けたビジョン
最後に、中山氏は両社の理念には共通の思いがあると強調し、辰巳も「Age-Wellなはたらき方」が本質的に近いことを認め、共に豊かな人生を築く社会を目指す姿勢を確認しました。
この調査結果と対談の全文は、AgeWellJapanの公式サイトでも公開中です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
公式サイト:
AgeWellJapan