保育士の目線を可視化する『まなざしプロジェクト』が受賞
東京を拠点に活動する株式会社明日香が運営する「子ねくとラボ」の取り組み、『まなざしプロジェクト』が「第19回キッズデザイン賞」にて、「子どもたちを産み育てやすいデザイン部門」を受賞したことが発表されました。このプロジェクトは、「保育士の目線」を映像化することで、保育の質を向上させることを目的としています。
受賞に寄せるコメント
事業責任者の末廣剛氏は、受賞の瞬間を「大変光栄」とし、保育士同士が主体的に保育の質を高め合い、社会にその大切さを伝えたいとの思いから始まったこの取り組みが評価されたことに感謝を述べました。また、今後も保育現場と社会をつなぐ活動を広げていく決意を示しました。
プロジェクトの背景と目的
少子化や保育ニーズの多様化を受けて、持続可能で質の高い保育の実施が求められている現代。保育士のスキル向上と組織全体の連携・技術向上がカギとなっています。『まなざしプロジェクト』は、ウェアラブルカメラを使用して保育士の視点を映像化し、それを基に保育士同士の振り返りとフィードバックを行うことで、保育園の「質」と「魅力」を高めています。
プロジェクトの実施例
プロジェクト開始から2年間の間に、保育士からは「他職員の目線や工夫を知ることができた」や「職員同士の情報交換が活発化した」という声が寄せられました。このようなフィードバックを通じて、保育士間の連携が強化され、質の向上に寄与しています。
今後の展望
今後も引き続き『まなざしプロジェクト』を通じて、保育の未来を見据えた取り組みを加速させていきます。具体的には、保育士にウェアラブルカメラを装着し、その映像を基にした意見交換や、園内研修への活用を予定しています。この活動を通じて、今後も新たな人材育成や採用活動を展開し、保育現場の未来を切り拓いていく考えです。
参加を希望する保育施設募集中
さらに「子ねくとラボ」では、『まなざしプロジェクト』の実施を希望する認可保育園、幼稚園、認定こども園を対象に募集を行っています。この取り組みは、保育の質を目指す全ての施設にとって、有意義な情報共有の場となることでしょう。興味のある方はぜひお問い合わせください。
お問い合わせ先
子ねくとラボ事業部:
[email protected]
キッズデザイン賞について
キッズデザイン賞は、子どもたちが安全に暮らす、感性や創造性豊かに育つ、そして産み育てやすい社会を築くために優れた製品・サービスを広く社会に発信することを目的に創設されました。これは単なる子ども向けのデザインに限らず、大人向けのものでも子育てに配慮された作品が対象となります。
会社概要
株式会社明日香は1994年に設立され、東京都文京区に本社を置いています。保育室の設置・運営や、子育て支援といった事業を通じて子どもや家庭を支援しています。さらに、ウェアラブルカメラを活用した新規プロジェクトを推進し、保育士の技術向上と社会への情報発信に努めています。