生成AIを活用した新たな技術商業化コンサルティング『meadas plus』
株式会社日本能率協会コンサルティング(JMAC)は、自社の新たな取り組みとして、生成AI技術を取り入れた技術商業化コンサルティングサービス、『meadas plus(ミーダスプラス)』を開発中です。このサービスは、2025年10月に正式リリースされる予定で、現在その実証実験(PoC)が進行中です。
JMACの特徴と目的
JMACは、企業の研究開発部門に特化した経営コンサルティングを行うファームであり、技術を基に新事業の創出支援を行うことで知られています。本サービス『meadas plus』では、技術の機能やそれから生まれる顧客価値の再解釈を通じて、企業が抱える市場ニーズや社会的課題との接続を図ります。
システムの特徴
『meadas plus』の特徴として、技術棚卸しを効率化し、企業が保有する技術の全体像を可視化する点が挙げられます。また、JMACの豊富なコンサルティング経験と、ニーズエクスプローラが開発したAI技術「NeedsAI®システム」の融合により、企業に潜む価値ある市場ニーズを発見することが可能になります。さらに、ジェーエムエーシステムズ(JMAS)がセキュリティ確保を行い、SaaSとして安心して利用できる環境を提供します。
企業間連携の重要性
この新しいコンサルティングサービスは、JMACの長年の経験に基づく技術棚卸しから新事業創出までの支援を主導し、ニーズエクスプローラが持つAI技術と、市場ニーズの適合に関するノウハウを活用します。JMASのセキュリティ強化が、これらのシステムの運用をさらに安定化させる役割を果たします。これにより、異なる企業の強みを結集し、より革新的な技術創出と効果的な問題解決に向けた新しいアプローチが実現することを目指しています。
解決案件の一覧
『meadas plus』が解決を目指す経営・組織課題は多岐にわたります。具体的には、社内に存在する技術が整理されていないために十分に活用できていない企業、研究開発成果を効果的に活用できる顧客や社会課題を見出せていない企業などが対象です。また、新たな事業アイデアを生み出せずにいる企業や、生成AIサービスを導入しているが十分に活かせていないケースにも対応します。
戦略提携と今後の展望
JMACとニーズエクスプローラ、JMASの3社は2023年3月に戦略提携合意書を締結し、現在は2025年のサービス開始を目指して実証実験を行っています。このPoCでは、企業が保有する技術情報から新たな市場価値や製品アイデアを効率的に引き出す能力を検証しています。
このサービスが成功裏にスタートすれば、初代モデル『meadas』の機能が攻撃的に拡張され、企業の競争力をさらに高める手助けとなることでしょう。具体的な成果としては、2023年10月中にPoCの実績を公表し、サービス開始に向けたさらなる情報を発表する予定です。
各社の概要
株式会社日本能率協会コンサルティング(JMAC)
- - 所在地:東京都港区芝公園3丁目1番22号 日本能率協会ビル7階
- - 創立:1980年4月1日(創業1942年)
- - 業務内容:経営コンサルティング
株式会社ニーズエクスプローラ
- - 所在地:東京都豊島区南長崎1丁目14番11号
- - 創立:2019年6月18日
- - 業務内容:AI開発、コンサルティング業
株式会社ジェーエムエーシステムズ
- - 所在地:東京都港区海岸1丁目16番1号ニューピア竹芝サウスタワー18階
- - 創立:1971年11月1日
- - 業務内容:システム開発およびSaaSサービス提供
この3社の連携により、『meadas plus』はさらに進化し、企業が抱える課題に対して新たな解決策を提示できる可能性を秘めています。