新東宝映画『火線地帯』がHDリマスター版で登場
新東宝キネマノスタルジアから、1961年に公開された人気アクション映画『火線地帯』がHDリマスター版としてDVD発売されます。本作は「地帯(ライン)シリーズ」の最終章であり、あらゆるアクション映画ファンにとって必見の作品です。
地帯(ライン)シリーズとは?
「地帯シリーズ」は、新東宝が製作した全5作品からなるクライムアクションシリーズで、石井輝男の手によって作り出されました。昭和30年代の東京の裏社会や麻薬、売春の実態をセミ・ドキュメンタリー形式で描いています。特徴的なのは、実際のロケーションを使用しているため、リアルな雰囲気が漂っている点です。今でも多くのファンを惹きつけるカルト的な人気を誇っています。
『火線地帯』の魅力
本作『火線地帯』では、主人公・伸一を吉田輝雄が演じ、プロの密売人を天知茂が演じるユニークなバディムービーとして展開します。物語は、重宗商事と梶川組という二つの組織の激しい縄張り争いから始まります。密輸拳銃を巡る陰謀や欲望が交錯するサスペンスに満ちた展開が待っています。
伸一は重宗に目をかけられ、ある仕事を任されますが、事が進むにつれて梶川組とのトラブルに巻き込まれます。彼は裏切りの疑いを掛けられ、命の危険にさらされることになります。果たして彼は無事にこの陰謀を生き延びることができるのか、最後まで目が離せません。
豪華なキャスト陣
『火線地帯』には、実力派のキャストが揃っています。アクションとドラマの両方を楽しませてくれる演技力は見逃せません。特に、暗黒街のボス役には田崎潤、亡き女を演じる三原葉子の繊細な演技も印象に残ります。加えて、本作にはオリジナル予告篇も収録されており、懐かしい雰囲気を楽しむことができます。
特別仕様の初回限定版
2026年4月8日の発売にあたり、特別仕様の初回限定版もリリースされます。この版には『火線地帯』に加え、地帯シリーズの記念すべき第1作目『白線秘密地帯』と』『女体桟橋』も収録されます。特典として、劇中のキャラクターのアクリルスタンドも同封され、ファン必見です。
初回限定版の価格は6,380円(税込)、通常版が3,080円(税込)となっています。どちらを選ぶにしても、昭和のクライムアクションの世界を堪能できること間違いなしです。
終わりに
『火線地帯』のHDリマスター版は、懐かしい映画の魅力を再発見する絶好の機会です。新東宝キネマノスタルジアが贈るこのDVDは、アクション映画ファンにとって絶対手に入れておきたい一品。昭和の裏社会を描いたこの作品をぜひ楽しんでください!
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