光本歩さんが第16回コモンズSEEDCap応援先に
この度、コモンズ投信株式会社が主催する寄付プログラム「コモンズSEEDCap」の第16回応援先として、特定非営利活動法人ウィーズの光本歩さんが選ばれ、200万円を寄付することが決定しました。このプログラムは、社会起業家を支援することで、持続可能な社会づくりに貢献することを目的としています。
コモンズ投信の寄付のしくみ
コモンズ投信は長期投資の観点から、経済的リターンと社会的リターンの両方を重視しています。そのため、寄付事業にも積極的に取り組んでいます。「コモンズSEEDCap」は、運用中のコモンズ30ファンドの信託報酬の1%相当額を、社会課題に取り組む起業家に寄付するプログラムです。年間の寄付総額のうち、200万円を選ばれた起業家に、残りをその年の候補者にも分配しています。
このプロセスには、コモンズ投信のファンドの受益者である「お仲間」の参加もあり、寄付を通じた社会課題への理解を深め、協力を得ながら進められています。
光本歩さん、彼女の活動とは?
光本さんは生まれた環境が原因で苦しむ子どもたちへの支援に尽力している特定非営利活動法人ウィーズの理事長として知られています。彼女は自らの経験を活かし、離婚や面会交流支援等を通じて、困難に直面している家庭や子どもたちに寄り添う活動を行っています。
2009年には静岡県熱海市で、ひとり親家庭を対象に低価格の学習支援塾を開設し、以降、離婚後の家庭における子どもたちの居場所づくりや、学習支援に力を入れています。また、法務省の家族法制部会においても参考人として関与し、関連する法制度の改善にも寄与しています。
光本さんの目指すところは、「すべての子どもが自らの価値を感じられる社会の実現」です。そのため、彼女はLINE相談や「みちくさハウス」という居場所支援プロジェクトを通じ、子どもたちが安全に過ごせる環境を提供するべく努力しています。彼女の活動はメディアに取り上げられることも多く、広く情報発信を行っています。
応援先決定理由
光本さんが選ばれた理由は、貧困や虐待の背後にある「家族の問題」に的を絞り、特に手の届きにくい状況にある子どもたちに寄り添う活動を続けているからです。彼女は大人の支援も取り入れたユニークな相談支援を展開し、子どもたちや家庭に対して真剣に向き合っています。
実績としては、16年以上で8,000件以上の子どもたちの相談や支援に関わり、多くの共感を集めています。光本さんの取り組みが、今後も広がりを持ち、社会全体が協力しあうことでさらに良い方向に進むと期待されています。
今後の展望
光本さんが受け取る200万円の寄付は、さらに多くの支援を可能にし、ウィーズの活動は新たなステージへと進むことになるでしょう。彼女たちの活動を支えるコミュニティの広がりは、子どもたちにとって心強い支えとなるに違いありません。
最後に、授賞式は2025年10月4日に東京で開催される予定ですので、ぜひ注目してください。コモンズ投信としては、この取り組みを通じて、深刻な子どもを取り巻く問題に真摯に向き合い、支援を続けてまいります。