エコ技術の紹介
2025-06-06 14:02:45

安定した発熱でエコを実現!巴川コーポレーションの新技術とは

バイオ技術とエネルギー効率を兼ね備えた革新技術



環境問題が深刻化する昨今、持続可能な社会を実現するために多くの企業が新しい技術の開発に取り組んでいます。中でも、株式会社巴川コーポレーションの「フレキシブル面状ヒーター」と「グリーンチップ CMF」は、その先進性が評価され、環境省の令和7年度環境技術実証(ETV)事業において実証対象技術に選ばれました。

環境技術実証(ETV)事業の意義


環境技術実証(EVT)事業は、実用化された環境技術の効果をISO14034基準に従い第三者が客観的に実証する制度です。この事業は、環境保全効果が確認された技術の選定を通じ、技術導入の際に環境効果を容易に比較・検討できるようにし、環境技術の普及を促進することを目指しています。つまり、企業や個人が安心して環境配慮型の技術を選択できる基盤を築いています。

フレキシブル面状ヒーター「iCas MHE」



まず注目すべきは「フレキシブル面状ヒーター iCas MHE」です。この技術は、TOMOEGAWAが独自に開発したステンレス繊維シートを用いており、被加熱体にしっかりと密着することで均一かつ効率的な加熱を実現しています。加熱ムラが少なく、様々な設備に適用できることが大きな特徴です。

このヒーターは、半導体製造装置や工場の配管、さらには曲面部や狭い場所での使用が検討されており、実証機関ではその省エネ効果を測定するための実証が計画されています。これにより、エネルギーの効率的な利用が期待され、業界の標準を新たに築く可能性があります。

環境に優しい素材「グリーンチップ CMF」



次に紹介するのは、「グリーンチップ CMF」です。こちらはポリプロピレン樹脂に木材由来のセルロースファイバーを高配合した複合樹脂で、石油由来の樹脂使用を減らすことができる環境に優しい素材です。この素材は、食器やカトラリー、容器、日用雑貨、さらには自動車部品など幅広い分野での利用が進められています。

実証機関では、このグリーンチップのリサイクル性能を試験し、マテリアルリサイクルの実証を行う予定で、再利用が促進される見込みです。これにより、持続可能な製品ライフサイクルが実現し、資源の循環利用にも貢献します。

結論



巴川コーポレーションの「フレキシブル面状ヒーター」と「グリーンチップ CMF」は、これからの環境保全に向けた新しい技術として多くの期待が寄せられています。ETV事業に選定されたことは、その信頼性の証でもあり、環境技術の普及と発展に貢献していくことでしょう。これからの実証結果に注目が集まります。


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