岡山・香川のヘリウム回収
2026-05-03 14:11:04

岡山大学と香川大学、画期的なヘリウムリサイクルプロジェクトを開始

岡山大学と香川大学、画期的なヘリウムリサイクルプロジェクトを開始



2026年5月3日、国立大学法人岡山大学(岡山市北区、学長:那須保友)は、香川大学との協力のもと、「中四国・播磨ヘリウムリサイクル事業ネットワーク」(通称:中四国・播磨HeReNet)の一環として、本格的なヘリウムガスの回収作業を開始しました。このプロジェクトは、地域の研究機関の連携を強化し、研究機器の維持管理における経済的な負担を軽減することを目的としています。

当日は、岡山大学から副タスクフォース長や技術専門職員などが参加し、香川大学と岡山大学惑星物質研究所での具体的な回収作業が実施されました。両校では、NMR装置からのヘリウムガスの回収を行うたびに、圧縮機や特製のガスバッグが使われ、その成果が期待されています。すでに岡山大学はヘリウムガス回収用の圧縮機やガスバッグを現地に設置し、退蔵されたヘリウムを効率的に再利用する体制を整えました。

この取り組みについて、香川大学農学部の佐藤正資教授は、「液体ヘリウムの価格高騰が深刻な問題となっている中、広域的なヘリウムリサイクルが進むことで、地方大学の経済的負担が軽減されることを期待しています」とコメントしています。また、岡山大学惑星物質研究所の薛献宇教授も、「ヘリウムは限りある資源であり、蒸発分を再利用することが大切です。このプロジェクトによって、地域のNMR装置の維持が安定することを望みます」と述べました。

ヘリウムのリサイクルは、経済安全保障の観点からも重要です。日本は現在、ヘリウムを全て海外から輸入しており、液体ヘリウムの供給が必須となります。これを受け、岡山大学は「HeliGet」や「HeliSET」といった関連プロジェクトを通じ、地元や全国の研究機関へのヘリウム供給を拡大し、将来的には和歌山大学の他にも東北地域などへの展開も視野に入れています。

中四国・播磨HeReNetは、岡山大学を中心に香川大学、鳥取大学、徳島大学などの6機関で構成されており、各機関が協力してヘリウムガスの回収を行っています。今回のプロジェクトにより、地域の研究力が向上し、イノベーションの創出が期待されます。地域中核・特色ある研究大学としての岡山大学の取り組みに、さらなる注目が集まっています。また、次世代のヘリウムユーザーを育成するための人材育成プログラム(HeliSET)も進行中で、地域の研究機関の持続的な発展に寄与することを目指しています。

今後も岡山大学は地方大学の役割を果たし、地域の研究機関との連携を強化しながら、ヘリウムリサイクルプロジェクトを推進していく予定です。産学官連携による持続可能な取り組みに期待が寄せられています。


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