香港での現地法人設立を発表
株式会社ブランジスタ(本社:東京都渋谷区)は新たに香港に現地法人「博設技股份香港有限公司」を設立し、主に「TikTok Shop」を活用して日本製品をアジア市場で販売することを発表しました。この会社設立は、同社にとって2社目の現地法人であり、アジアへの越境ECを一層強化する狙いがあります。
アジア市場の動向と香港の重要性
アジアは世界のEC市場の60%以上を占めており、その中心地として香港は特に注目されています。スマートフォンを通じた購買が主流の今、「TikTok Shop」は日本製品を訴求するための理想的なプラットフォームです。2024年末までに「TikTok Shop」のEC市場規模は約332億ドル(約5兆円)に達する見込みであり、日本からアジアへの製品販売には大きなチャンスが待っています。
加えて、香港は他の成長市場への物流拠点としても機能し、ベトナム、タイ、フィリピンなど、急成長を遂げている国々へのアクセスも良好です。新設された現地法人は、この重要な拠点を活かしながら、日本企業の海外展開を支援する重要な役割を担うことになります。
日系企業への統合的なEC支援
ブランジスタは、2005年からEC運営の支援を行っており、これまでに2000社以上、3000サイトの運営実績を誇ります。その経験を活かし、香港と台湾を拠点に、日本企業がアジア市場で競争できるよう、一貫したサポートを提供します。越境EC支援や物流、在庫管理など、すべてのサービスが統合され、企業のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。
新たな成長戦略の一環
今後は、香港と台湾を中心に、日本企業を対象としたECサイトの運営や越境ECサービスを提供します。また、国内外での「旅色」の展開を活用し、魅力的なコンテンツをもとに新たな販路を開拓していく方針です。この新会社設立は、メディア事業とソリューション事業の相乗効果を生む新しい成長戦略の一環として位置づけられています。
まとめ
ブランジスタは、香港という物流と消費の要所で現地法人を設立することで、日本製品をアジア市場に広め、今後のグローバル展開を加速させることを目的としています。業界での25年以上の経験から得た知識と実績をもとに、新たな市場開拓と越境EC支援に挑んでいくことでしょう。