越境ECの第一歩を踏み出すために
越境ECとは、日本国内の企業が海外市場に商品やサービスを提供するための新たなビジネスモデルです。最近、越境EC市場は急速に拡大しており、多くの企業がこの波に乗ろうとしています。しかし、実際には「英語対応が不安」や「カスタマーサポートや税務処理が面倒」という理由で、参入をためらう企業が少なくありません。そんな悩みを解消する手助けをするため、ジグザグの鈴木賢社長と世界へボカンの徳田祐希社長が、YouTube対談で「WorldShopping BIZ」を用いた越境ECの活用法について語りました。
WorldShopping BIZとは何か?
「WorldShopping BIZ」は、国内の日本語ECサイトにたった一行のJavaScriptタグを追加することで、海外に向けた販売が可能になる画期的なサービスです。この仕組みを導入すると、海外のユーザーにも自動的にナビゲーションバーやカートのUIが生成されます。さらに、ジグザグが購入代行や海外決済、関税処理、配送、カスタマーサポートなどをまとめて行うため、企業は本業に集中できます。
導入ステップ
徳田社長は、WorldShopping BIZを活用する3つの導入フェーズについて説明しました。最初のステップは、現在の日本語サイトに既に海外からのアクセスがある企業が「試験導入」を行うことです。次に、越境ECサイトの構築中に「つなぎ施策」として活用し、最終的には英語版サイトを構築後も日本語サイトへの海外流入を利益化することが推奨されています。
広告最適化機能
さらに注目したいのは、Meta(旧Facebook)との連携による広告最適化機能です。この機能によって、WorldShopping BIZ経由で得られる購入者データを暗号化し、Metaへ提供することで、広告のターゲティングが改善されます。特にブランド認知がある企業は、広告効果が高まり、小規模予算からでも始められる“成果直結型 広告”として注目されています。
参入障壁を下げる仕組み
徳田社長と鈴木社長は、越境ECに不慣れな中小企業にとってどのように参入のハードルを下げるかが重要だと強調しました。具体的には、海外配送、関税、トラブル対応をすべてジグザグが担うことで、導入のハードルを下げ、企業は既存の在庫や物流フローをそのまま活用しながら越境ECに参入できます。
成功するための体験
「いきなり英語サイトを構築するのではなく、まずは売れる体験をすることが重要」と徳田氏は語ります。初期段階でリスクを最小限にし、改善とPDCAを回すことで、企業は越境ECの成功を収めることができるのです。
今後の展望
ジグザグは、今後もMetaと連携を強化し、WorldShopping経由の購入データを基にした広告最適化を進めていく計画です。越境ECの市場は拡大を続けており、新たなアイデアや手法を取り入れることで、さらなる成長が期待されています。
世界へボカンのプロフィール
世界へボカン株式会社は、英語圏に特化した越境EC・BtoBマーケティングを行っている企業です。彼らは「日本の魅力を世界に届ける」という理念のもと、海外進出を希望する日本企業の支援を行っています。彼らのこれまでの経験や積み上げたノウハウをもとに、多くの企業の参入をバックアップすることで、越境ECの普及を進めています。
このように、越境ECへの参入は決して難しいことではありません。「まずは挑戦してみよう」という気持ちが、成功の第一歩となるでしょう!