組織課題の実態
2025-11-06 22:28:31

経営者554名が示した組織課題の実態とは? DXPO福岡’25調査結果

経営者554名が示した組織課題の実態とは? DXPO福岡’25調査結果



2025年10月、マリンメッセ福岡で開催された「DXPO福岡'25」において、株式会社イマジナが実施した調査が注目を集めています。この調査は554名の経営者や管理職を対象に、組織が直面する課題についての理解を深めるものです。調査の結果、企業が抱える根本的な問題が浮き彫りになりました。

調査結果の概要


1. 最も深刻な問題は「採用後のフォロー不足」


調査の質問の中で「採用や育成における最も大きな課題は何か?」という問いに対し、「採用後のフォロー不十分」という回答が29.4%と最多でした。この結果は、若手社員の定着率や、適切な指導を行うためのロールモデルが不足していることを示しています。OJTが属人化している現状も、統一した教育方法がないために悪化していると言えるでしょう。

2. 若手育成で求められる「人間力」


次に注目するべきは、若手社員の育成において最も求められていたのは「人間力を高める教育」であるという点です。この割合はなんと31.6%でした。若手社員のモチベーション低下や離職理由として「上司やチームとの関係性」が多く挙げられており、教育のあり方が重要なのです。

3. 営業における改善ポイントとしての「ヒアリング力」


営業業務においては、「担当者のヒアリング力」が最も重要視されていました(29.4%)。これは、顧客のニーズを的確に把握するために必要不可欠なスキルとされています。営業のモチベーションを保つための明確な目標設定や個々の意識も重要ですが、それ以上にヒアリング力が重視されているのです。

4. 理念の浸透と実務のギャップ


理念浸透に関する調査でも、経営層と管理職が理念の重要性を理解しつつも、実際の業務に理念がどれだけ活用されているかには大きなギャップがありました。具体的には、「業務ルールやマニュアル」に基づいた指摘が最も多く、理念や行動指針に基づいたものは少数派でした。

結論と今後の展望


今回の調査結果は、DXPO福岡'25が示した経営者や管理職の本音を反映したものであり、教育と仕組みのバランスの重要性が改めて確認されています。株式会社イマジナの代表取締役社長、関野吉記氏は、「ツールやシステムだけでなく、それを活用するための人間力が大切」と強調しました。今後、企業が持続的に成長するためには、教育と仕組みを同時に整える必要があります。

株式会社イマジナの情報


新たな社会構築を目指し、組織開発や人材育成を手掛けるイマジナは、3,000社以上の成長を支援しています。公式サイトでは、より詳しい情報が発信されています。

イマジナ公式サイト

この調査が、今後の企業戦略にどのように反映されていくのか、注目が集まります。


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