AstroXが目指す宇宙への第一歩
福島県南相馬市に本社を構えるAstroX株式会社は、2026年度中に民間では世界初となるRockoon方式による宇宙空間への到達を目指す壮大なサブオービタルミッションを発表しました。これにより、気球でロケットを成層圏まで運び、そこで発射するという新たな宇宙輸送手法が世界に登場します。
サブオービタルミッションとは
このサブオービタルミッションは、Atmospheric District 100km以上の宇宙空間へ到達することを目的としています。名付けて「FOX2ロケット」。このロケットは、2024年に実施される打上げ実験の成果をもとに設計されたもので、従来の地上発射と比較して、空気抵抗を大幅に削減することで省エネルギーな到達が可能になります。
FOX2ロケットの進化
FOX2ロケットの設計は、現行のFOX1ロケットを改良し、推進システムも大幅に進化しました。気球による成層圏までの輸送は、ロケットが大気の抵抗を受けずに発射されることを意味しており、これにより効率的なエネルギー使用が可能になります。また、新たな点火装置や燃料を用いた推進系も、ロケットが高効率で運用できる基盤を支えています。
2026年度の技術開発目標
AstroXは今後、段階を踏んでさまざまな実験を行い、2026年度中にサブオービタルロケットを打ち上げる計画を発表しました。550kgの大型気球を用いた実験や、成層圏環境での点火テストなど、数々の重要なマイルストーンをクリアしていく必要があります。
AstroX Rockoon Challenge
さらに、AstroXは「AstroX Rockoon Challenge」というスポンサーシッププログラムを開始しました。このプログラムでは、宇宙開発に関心を持つ企業と連携し、共に挑戦していくことを目指しています。最初のプラチナスポンサーは、日本シイエムケイ株式会社。彼らの技術力を利用し、より良いロケット技術の確立に協力していく予定です。
最初のペイロード搭載
また、AstroXのミッション初号機に搭載される初のペイロード顧客として、早くも高知工科大学の研究室が参加決定。これにより、Rockoonという新しい宇宙輸送市場の期待が高まります。ロケットが宇宙に到達するだけでなく、成層圏でもさまざまな用途に対応できるプラットフォームとしての可能性を秘めています。
企業情報
AstroX株式会社は「宇宙開発で“Japan as No. 1”を取り戻す」というビジョンのもと、Rockoon方式による宇宙輸送サービスの開発を進めている宇宙スタートアップです。創業以来、急速な技術開発を進め、多くの実績を積み上げてきました。今後もさらなる挑戦を続けるとして、宇宙開発に携わる仲間を募集中です。
詳細は
公式サイトをご参照ください。