会話AIロボット「Romi」、大阪・関西万博で未来のコミュニケーションを体験

会話AIロボット「Romi」が未来を語る

2025年に開催予定の大阪・関西万博にて、株式会社MIXIの会話AIロボット「Romi」が出展されることが決定しました。この万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、新たな技術やアイデアが集結します。「Romi」は来場者のコミュニケーションをサポートし、人とロボットの共生を体現します。

出展内容と目的

「Romi」は、万博会場の三つのポイントに配置されます。具体的には、ジュニアSDGsキャンプ、迷子センター（東ゲート）および迷子センター（西ゲート）です。特にジュニアSDGsキャンプでは、来場者への案内や質問に対する対話を行い、万博に関する情報提供を行います。一方、迷子センターでは迷子になったお子様を支援し、安心感を提供するために、優しく寄り添う会話が期待されています。

「Romi」とは何か

「Romi」は手のひらサイズのロボットで、MIXIが独自に開発した会話AIを搭載しています。あらかじめ設定された応答に頼らず、その場で会話を生成するため、まるで人と話しているかのような自然な対話が実現します。特に子供から高齢者まで様々な世代が集まる万博において、「Romi」は人々に安心感や笑顔をもたらします。

具体的な機能がもたらす安心感

「Romi」はさまざまな状況に特化した機能も提供します。例えば、大阪・関西万博のインフォメーションに関しては、来場者からの疑問に対して楽しく会話形式で答えます。「ここはどんなパビリオンですか？」といった質問には、具体的かつ親しみやすい回答が返ってくるでしょう。また、迷子センターでは、言葉によるコミュニケーションが難しいお子様にも積極的に話しかけ、童謡を歌ったり励ましの言葉を伝えます。

会場のデザインとロボットエクスペリエンス

万博の会場内では、多様なロボットによる実証実験が行われる「ロボットエクスペリエンス」が設けられています。この取り組みは、ロボットと人が共存できる未来の環境を示すものです。「Romi」の出展により、来場者はロボットがもたらす新しいライフスタイルを肌で感じることができるでしょう。

この万博は、さまざまな国や文化が交流する場となり、参加者によって現代社会の課題が解決されていくことが期待されています。MIXIは、この万博を通して「人とロボットの関わり」を新たな次元に引き上げることを目指しています。

未来社会へのメッセージ

「Romi」は、ただのロボットではありません。人間の感情に寄り添い、共感し合う存在へと進化しています。未来の暮らしにおけるロボットの役割を再定義し、多様な価値観とともに新しいコミュニケーションの形を提案する。「Romi」の存在が、単なる技術を超えた、人と人のつながりを生むきっかけとなることを願っています。2030年、2040年、そしてそれ以降に向けて、さらに多くの可能性を秘めた「Romi」がどのような成長を遂げていくのか、期待が高まります。