「記憶」をテーマにした新たな冒険へ
KAMITSUBAKI STUDIOとゲームデザイナーKazuhide Okaが新たに展開するプロジェクト「プラトニカ・スペース」は、プレイヤーが記憶を取り戻すために奇妙な空間を探索するサイコロジカル空間探索アドベンチャーです。このゲームは、記憶喪失というテーマを深く掘り下げ、無数の部屋を舞台にした独特の体験を提供します。
ゲームの概要
「プラトニカ・スペース」では、プレイヤーは見知らぬ部屋で目を覚まし、そこから様々な部屋を探索しながら、自身の記憶の断片を取り戻していきます。探索はアイテムを「置く」ことで進行する独自のメカニクスを採用しており、特定のアイテムを特定の場所に置くことによって過去の記憶が蘇ります。たとえば、「包丁」をキッチンに置けば、その場所にまつわる料理の思い出が甦る、という形です。
この体験がするする進む中で、他のキャラクターたちも登場し、彼らも同様に記憶を失っています。彼らとの交流や、その中で得た情報が、プレイヤーの探求を助ける重要な要素となりますが、状況によっては信じるべきかどうかの判断も求められます。彼らの過去や秘密が解き明かされることで、真実に一歩ずつ近づいていく様子は、このゲームの魅力の一部です。
変化する空間と探索の緊張感
このゲームの特異性の一つとして、プレイヤーが目を覚ますたびに空間の構造が変化する点が挙げられます。どの部屋があり、どのように繋がっているのかは、毎回新たに探索しなおさなければならず、これが緊張感を生み出します。行動しているだけで「眠気」が蓄積し、最終的に眠りに落ちることで次のインターミッションへと移ることになります。しかし、この眠りによって収集したアイテムはすべて失われるため、どのアイテムをどのタイミングで使用するかを考える戦略も求められます。
国内最大級のインディーゲームイベントに出展予定
「プラトニカ・スペース」は、2025年7月18日から20日にかけて開催されるインディーゲームイベント「BitSummit the 13th Summer of Yokai」にて世界最速の試遊が可能となります。京都市・みやこめっせでの開催で、メディア関係者向けのビジネスデイが初日となり、一般公開日は19日と20日です。ぜひ足を運んで、実際にプレイしてみてください。
開発背景と今後の展望
このプロジェクトは、Kazuhide Okaがかかげる独自のストーリーや世界観を背景に展開されており、音楽とゲームを融合させた新たな体験を提供することを目指しています。多様なアーティストによる楽曲も魅力の一つで、KAMITSUBAKI STUDIOが持つネットカルチャーの最前線を体感できる作品となるでしょう。また、本作への期待が高まっている中、公式情報は随時更新される予定ですので、最新情報を見逃さないようにフォローしてください。
本作は、記憶を失った状態から始まるあなた自身の物語を探求する冒険です。穏やかな光が差し込む中で、緊張感のある体験をぜひご堪能ください。