障がい者の理想職場とは?
調査概要
株式会社ワークスバリアフリーは、障がい者の働き方に関する調査を実施しました。この調査は、社内で就業中の220名を対象に行われ、93名から有効な回答を得ました。調査期間は2025年10月27日から10月31日までの間に行われました。調査結果には、働きづらさの背景や理想とする職場の要素が浮き彫りになりました。
就労への影響
驚くべきことに、回答者の約8割が「障がいが就労に影響を与えた」と回答しました。具体的には、「かなりあった」と回答した人が42名、そして「少しあった」と答えた人が32名で、全体で79.6%となりました。この結果は、障がいが就職活動や日常の働き方において、さまざまなハードルを生んでいることを示しています。
働く上での困難
調査では、働く中で困難を感じた点についても尋ねました。最大の問題は「仕事の内容やスピードへの不安」で、これが53.8%(50名)を占めました。続いて「上司や同僚との人間関係」が50.5%(47名)、そして「障がいへの理解不足」が49.5%(46名)となりました。これらの多くは、本人のスキルに起因するものではなく、職場の受け入れ環境やコミュニケーションの質に起因しています。利用者からは、「強い薬を服用していたときは、勤務態度が悪いと思われがちだった」といった実体験も挙げられています。
理想の職場像
調査結果からは、障がい者が理想とする職場環境も明らかになりました。最も多くの回答を得たのは「安心して長く働ける環境」で94.6%(88名)がこの選択をしました。次いで、「体調や特性を理解する上司・同僚」と「相談・フォロー体制」がそれぞれ76.3%(71名)、71.0%(66名)の支持を得ました。このように、障がい者は“安心・理解・相談”できる環境を強く求めています。
ワークスバリアフリーの取り組み
株式会社ワークスバリアフリーでは、アンケートをもとにした取り組みとして、採用支援や就労環境の整備、定着支援を包括的に提供しています。サテライトオフィスには専門スタッフが常駐しており、配慮が必要なポイントや業務上のつまずきを迅速に把握し、適切なサポートを行っています。さらに、働きやすい職場環境を整備し、集中できるレイアウトや音・光への配慮を行っています。これにより、利用者が安心して業務に向き合えるよう努めています。
利用者の声
利用者からは、前向きな変化が報告されています。具体的には、「働きやすくなった」と感じている人が64.5%(60名)、体調面の負担が減ったという声も59.1%(55名)に上ります。このように、ワークスバリアフリーの取り組みが、障がい者の“働くうえでの安心感”に大きく寄与していることが伺えます。特に職場の理解やサポートが存在するとの回答は65.6%(61名)でした。
代表取締役のコメント
代表取締役の矢島は、85%以上の方が「何らかの改善があった」と回答した点について、「大変嬉しく、また誇りに思います」とコメントしています。そして、まだ変化を感じていない利用者の声にも耳を傾け、更なる向上に努める意を表明しました。個々の特性に応じた業務創出や質の高いコミュニケーション支援を行い、利用者が「やりがい」と「成長」を実感できる環境づくりを目指しています。
企業概要
株式会社ワークスバリアフリーは、DYMグループの一員として設立されました。障がい者が活躍できる機会を創出することを目指し、企業と求職者を結びつける重要な役割を果たしています。
【会社概要】
【DYMグループ概要】
ワークスバリアフリーは、障がい者の働きやすい環境づくりを通じて、多くの方々に貢献し続けています。