東亜電気工業がAGAVEを導入し、給与計算業務の効率化を図る
エレクトロニクス部品の製造・販売を手掛ける
東亜電気工業株式会社は、最近
AGAVE(アガベ)というクラウドベースの給与計算システムを導入しました。この導入により業務プロセスが大きく革新され、作業時間が約半分に短縮されたと言います。これまでの複雑なExcel管理から脱却し、業務の見える化を進めた結果、属人化の問題も解消される見込みです。
導入の背景と課題
東亜電気工業は、
中国や東南アジア、欧米など8か国に15の拠点を持ち、グローバルにビジネスを展開しています。しかし、各拠点の給与計算は為替や税制の違いを考慮しつつ手作業で行われており、この方法には多くの課題がありました。特に、Excelを利用した個別管理は専門知識が必要で、ヒューマンエラーや誤送信のリスクも伴っていました。さらに、給与明細の送信時にはパスワード設定のミスなどが生じることが多く、担当者には大きな心理的負担がかかっていたのです。
AGAVE導入の決め手
こうした中、AGAVEの導入を決定したのはその視認性と、誰もが使いやすい設計でした。東亜電気工業は、AGAVEユーザー会を通じて他社の成功事例を参照し、シンプルな操作性と明確なロジックが業務フローの引き継ぎや標準化を可能にすることに気付きました。2024年にAGAVEを導入した結果、業務の著しい効率化が実現しました。
作業時間の大幅削減
具体的な成果として、AGAVEの導入によって月次の給与計算業務が一元化され、作業の負担が劇的に軽減されました。給与明細の作成や通知、為替対応などがシステム内でスムーズに行えるようになり、作業時間が約半分に削減されています。この効率化は、業務の特定担当者に依存しない体制を構築するための重要なステップでした。
標準化による属人化解消
AGAVEのシステムにはルールが組み込まれ、担当者が不在の場合でも他のメンバーが容易に対応できるようになりました。これにより、これまでのように特定の担当者に仕事が集中することは無くなり、業務の流れが標準化されつつあります。こうした取り組みにより、従業員からの問い合わせも格段にスムーズになり、現地からの応答にも余裕が生まれています。
東亜電気工業のコメント
同社の人事部からは、「AGAVEの導入で海外給与業務が標準化され、誰でも対応できる体制へと変革できた。従来のExcel作業から解放され、作業時間も半減し、精神的な余裕が生まれた」とのコメントが寄せられています。また、「今後はAGAVEのAI機能を活用して、さらなる業務の自動化や分析に取り組む計画」も示しています。
今後の展望
AGAVEによる業務の効率化と標準化を成し遂げた東亜電気工業は、今後も
サークレイスとの協力を強化し、海外事業におけるさらなる付加価値の創出を目指します。彼らの挑戦は、今後の業界のデジタルトランスフォーメーションをリードする事例となることでしょう。
AGAVEについて
AGAVEは、海外の拠点を持つ企業の人事・労務管理を支援するクラウド型のSaaSプラットフォームです。多様な業務に適応し、スムーズな業務の移行を実現します。東京商工リサーチによる調査では、「導入企業 国内シェアNo.1」として評価され、契約ユーザーも1万人を超えていることから、今後のさらなる成長が見込まれます。