GEN3 Evoが登場
2025-01-08 10:40:10

フォーミュラEが名古屋で魅せる最速マシン「GEN3 Evo」の全貌とは

フォーミュラE史上最速マシン「GEN3 Evo」が日本初公開



フォーミュラEの新たな時代を告げる最新のマシン、GEN3 Evoが2025年1月10日から12日の間に幕張メッセで開催される「東京オートサロン2025」で初めて日本にお披露目されます。この展示は、ヤマハ発動機と英・Lola Cars、ドイツのABTがタッグを組んで実現したもので、チームとしてのデビューモデルとなる「Lola T001」を中心に紹介されます。

新モデルのGEN3 Evoは、2024年12月に始まったシーズン11から導入された、電気自動車(EV)レースカーの最先端を行く存在です。このマシンは、従来のGEN3をベースに大幅な性能向上を果たしており、特にパフォーマンスや持続可能性、エネルギー効率において目覚ましい進化を見せています。

GEN3 Evoの圧倒的な加速性能


GEN3 Evoは、0-60 mph(約0-96.5 km/h)をわずか1.82秒で達成し、FIA公認のシングルシーターレーシングカーとして最速のマシンです。現行のF1マシンを30%も上回る加速能力を誇り、この性能の向上はまさに革命的です。加速性能だけでなく、回生用前輪モーターを活用した四輪駆動システムが採用されており、レースごとにさらなるスリルを提供することが期待されています。

さらに、GEN3 Evoはモナコサーキットでの予選ラップも約2秒短縮することに成功しており、あらゆるコースでワールドクラスのレースを展開できる能力を持っています。新型ボディキットにより、より空気抵抗を削減し、接近したバトルも実現可能です。

環境配慮と持続可能性の追求


GEN3 Evoは、35%のリサイクル素材と持続可能な素材を使用しており、前モデルよりもグリップ力を9%向上させています。ハンコック製の全天候型タイヤ「iON」を搭載していることで、過酷なレース条件でも安定したパフォーマンスを発揮します。このように、フォーミュラEは単なるレースに留まらず、環境への責任を果たす重要なプラットフォームとなっています。

2025年の東京大会に期待


2025年5月17日・18日には、東京・有明で「Tokyo E-Prix」が開催される予定です。この大会では、11チーム、22名のドライバーが東京ビッグサイト周辺に特設されたサーキットで熱戦を繰り広げます。観戦チケットの最速先行抽選は、2025年2月上旬から受付が開始予定です。ファンにとっては、このレースが特別なものになることは間違いありません。

フォーミュラEの共同創設者であり、チーフ・チャンピオンシップ・オフィサーのアルベルト・ロンゴ氏は、GEN3 Evoの発表について「電気自動車のレース技術が新しい境地に達したことを強く感じます」とコメントしています。ヤマハ発動機のAM開発統括部Formula E開発グループリーダー・梅田泰宜氏も、今季の成長に期待を寄せている様子です。

フォーミュラEが持つ革新性や持続可能性への挑戦を体験できる貴重な機会となる「Tokyo E-Prix」。新型「GEN3 Evo」の魅力をぜひ現地で感じてもらいたいと思います。次世代のモータースポーツを間近で体験できるチャンスをお見逃しなく!


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