全国派遣業界の現状
2026年7月、日本全国での派遣平均時給が1,603円で、前年同月に比べて1.91%の増加を記録しました。このデータは、株式会社フロッグが発表した「2026年7月度 派遣平均時給・求人数レポート」に基づいています。調査は、求人メディア『エン派遣』と『はたらこねっと』の情報を分析ツール『HRogチャート』を用いて行われました。
時給の変動とその要因
7月度の派遣平均時給は、前月から11円減少し、前年同月から30円の増加という結果でした。前月のデータと比較すると、0.68%の微減となりますが、前年に比べては安定した増加が見られます。
一方、全国の派遣求人数は263,647件で、これは前月比で1,894件の増加を示しており、0.72%のプラス成長です。しかしながら、前年同月比では27,558件も減少しています。このような条件下での派遣業界の動向は、求職者や企業に大きな影響を与えるものです。
職種別の時給動向
職種別に見ると、最も時給が増加したのは映像やイベント関連職で、49円の増加、増加率2.80%でした。また、クリエイティブ系職種(Web系)が57円の増加を記録し、増加率2.46%でした。建設・土木・エネルギー関連職も好調で、40円の増加を達成しました。一方で、飲食・フード業界は92円の減少を記録し、6.13%の減少率となり、苦しい状況にあることが浮き彫りとなりました。
地域別の平均時給と求人数
さらに、都道府県別に見ると、長崎県が平均時給の増加率トップで34円の増加(2.60%)を記録しました。秋田県と宮城県もそれぞれ17円、18円の増加を示しています。逆に、最も時給が減少したのは島根県で31円(減少率2.41%)でした。
求人件数については、北海道が最も多く1,027件の増加を記録し、22.64%の増加率を達成しています。沖縄県と長野県も好調で、各々135件、555件の増加を見せました。しかし、東京都は3,814件の減少(減少率5.23%)と厳しい結果となり、業界全体にどのような影響を及ぼすのか注視すべきところです。
求人情報の重要性
派遣での雇用は多くの人々にとって重要な収入源であり、その動向を把握することが求職者にとって重要です。労働市場のトレンドを把握することで、求職者はより良い職場環境や待遇の選択が可能になります。株式会社フロッグの求人ビッグデータ分析ツール『HRogチャート』は、これらの情報を簡単に収集・分析できるもので、求職者と企業の双方にとって強力な助けとなるでしょう。
まとめ
2026年7月の派遣業界データは、求人数においては伸びを見せる一方で、平均時給は前年同月比では上昇しているものの、前月比では僅かな減少が見られます。各職種・地域によって異なる動向があるため、今後の変化に注目し、労働者側でも情報をアップデートしていくことが必要です。フロッグから提供されるデータは、業界の動向を理解するための貴重な資源となるでしょう。