神楽坂にオープンした和紅茶専門店「KAGUWA」の魅力とは

神楽坂にオープンした「KAGUWA」の魅力

東京都心の喧騒を離れ、心静かなひとときを提供する和紅茶専門店「KAGUWA」。神楽坂の街に位置し、ここでしか味わえない特別なお茶の体験が待っています。大切に育てられた茶葉の香りが、訪れる人々を魅了しています。

店舗の雰囲気とメニュー

KAGUWAは、シンプルで落ち着いたデザインが特徴の店舗です。内装には、左官職人の手作業による砂漆喰の壁や、無垢材を使用した家具が施されています。これにより、温かみのある空間が魅力を引き立てており、柔らかな光が差し込むことで、いつでも穏やかな雰囲気に包まれています。

メニューには、国内で生産された和紅茶の中でも特に香り高い茶葉を厳選した「生菓子セット」があります。これは、和紅茶2種と季節の生菓子が楽しめる贅沢な一皿で、茶葉の香りと甘い生菓子のコントラストが絶妙です。他にも、水出し茶を含む「お茶のみセット」もあり、それぞれが異なる香りを体験できる工夫がされているのが嬉しいポイント。

和紅茶の魅力

KAGUWAでは、香料を一切使用せず、茶葉そのものの魅力を最大限に引き出しています。「梔子」「桃染」「薄桜」といった、花や果実を思わせる香りは、まさに自然の恵み。これらの和紅茶を味わうことで、日本の茶文化の奥深さを再発見することができます。

特に多くの人に知ってほしいのは、KAGUWAが開発したブレンドティーが、英国の国際ティーコンテスト「The Leafies」で日本初の金賞を受賞したこと。日本の和紅茶が国際的な舞台で評価されることは、茶文化に新たな流れをもたらしています。この賞は、各部門で最高評価の茶葉に与えられる最上位の栄誉であり、KAGUWAがその第一号となったことからも、この店舗が持つ信頼性と実力が伺えます。

潜む静寂と空間デザイン

「香りを設計する建築」がテーマのKAGUWAでは、余白を大切にした空間づくりが特徴です。都市の喧騒からは一歩離れ、静かな空間でのリラックスが可能です。茶葉の香りや光の効果を享受しながら、精神を整えることができる、まさに贅沢なひとときが待っています。

空間の演出には、素材の質感や光の取り込み方が効果的に活用されています。間接照明が優しく反射し、穏やかな明るさを保つことで、訪れる人々が心地よい時間を過ごせるよう配慮されています。まるで香り・光・素材が対話しているかのように、心が静まっていく感覚を味わえます。

代表の思い

KAGUWAを代表する楢原亮氏の思いは、「茶葉本来の香りの美しさを、もっと多くの人に知ってほしい」というもの。日本の紅茶は、海外の紅茶と比較しても繊細で柔らかな香りが特徴です。彼は、「自然そのものの香りを大切にし、日本らしいお茶の楽しみ方を発信していきたい」と語っています。

神楽坂という土地から、日本の和紅茶文化を世界に広める活動に挑むKAGUWA。心豊かな時間を提供するその場所で、皆さんも新たな茶の魅力を探求してみてはいかがでしょうか。