最新デジタル技術体験施設「dSPACE XiLSルーム」開設
2024年1月14日、東京・江東区に位置するプログレス・テクノロジーズ社の「イノベーションセンター」に、dSPACE Japanと共同で新たな体験型施設「dSPACE XiLSルーム」がオープンしました。この施設は、最新デジタル技術を用いた自動車開発の現場における課題解決を支援することを目的としています。
開設の背景
自動車業界では近年、CASE(Connected、Autonomous、Shared、Electric)化が進展し、ソフトウェアが車両開発の基盤として欠かせない存在となっています。その結果、開発過程には多くの企業が参加し、各メーカーの開発手法や環境が一層複雑化しています。この状況がソフトウェア開発の効率を低下させており、エンジニアには高度なスキルと即応力が求められています。
そのため、dSPACE Japanとプログレス・テクノロジーズは連携を強化し、dSPACEの先進技術を駆使した「XiLSルーム」を設立しました。この施設では、エンジニアが最新のデジタルツールに触れ、自らの手で体験できる場を提供します。
dSPACE XiLSルームの特長
1. 実体験を通じたスキル向上
「dSPACE XiLSルーム」では、実際のdSPACE製品を使用し、シミュレーション検証やデモ体験が可能です。利用者は最新ツールを実際に操作し、取得した知見を基にその場で技術的な相談が行えます。これは、開発現場において直接問題解決に役立つ経験を提供します。
2. エンジニア育成プログラムの実施
当社は、dSPACE Japanの教育コンテンツを取り入れた人材育成プログラムも提供しています。このプログラムでは、デジタルツールの操作に留まらず、実践的なスキルを重視し、現場での課題解決を図る力を養います。これにより、エンジニアとしての成長を促進し、開発現場の効率化と製品の品質向上に寄与します。
コメントと展望
dSPACE Japanの宇野重雄社長は、「XiLSルームの開設により、より多くのエンジニアが技術にアクセスし、実践的に学べる環境を提供することができました。ソフトウェア中心の開発が進む中、効率化と人材育成が業界の重要なテーマであるため、今後もこの取り組みを進めていきたい」と述べています。
プログレス・テクノロジーズの中山岳人社長も、「この新たな開発拠点を通じて、多部門・多専門分野の連携を実現し、製造業全体におけるソフトウェア中心の開発体制を広げていくことを目指します」とコメントしています。
施設情報
- - 名称: dSPACE XiLSルーム
- - 所在地: 東京都江東区青海1-1-20 ダイバーシティ東京オフィスタワー 15F
- - アクセス: りんかい線「東京テレポート」駅より徒歩5分、ゆりかもめ「台場」駅より徒歩7分
まとめ
「dSPACE XiLSルーム」のオープンは、自動車業界の未来に向けた大きな一歩です。ソフトウェアを基盤にした車両開発が進む中で、この新しい施設がエンジニアたちのスキルアップに貢献し、業界全体の競争力向上に寄与することが期待されています。今後もこの取り組みに注目が集まることでしょう。