前田工繊の決算
2025-08-08 16:01:26

前田工繊の2025年6月期決算が好調を記録、売上および利益が前年比で増加

前田工繊の2025年6月期決算発表



前田工繊株式会社(本社:東京都港区)は、2025年6月期の決算を2025年8月8日に発表しました。この年度は特に好調で、売上高が前年同期比で14.8%増の64,108百万円に達しました。また、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益もそれぞれ12.0%、9.1%、18.9%の増加を記録しました。

経営成績の詳細



ソーシャルインフラ事業



これまでの主力事業である公共工事において、大型プロジェクトの進行が寄与し、盛土補強材料や海洋土木製品の販売が好調に推移しました。また、河川護岸材や景観資材も堅調に売上を伸ばし、利益もともに増加しています。さらに、不織布関連製品については、自動車や産業向け製品は厳しさが見られるものの、医療や衛生関連の受注が好調であったため、全体的に売上が伸びました。

一方、農業用資材や水産加工事業ではいくつかの製品が伸び悩んでおり、結果としてこのセグメントの売上は前年比を下回る状況となりました。しかし、海外子会社であるMAEDA KOSEN VIETNAMの取扱製品が増えたことで、安定した受注を確保し、売上と利益の増加が見られました。

インダストリーインフラ事業



自動車業界においては、自動車用鍛造ホイールの供給が堅調に推移しており、国内メーカーへのOEM供給、アフター市場向けの販売も健闘しました。さらに、海外子会社のBBS Motorsport GmbHは欧州での販売も順調であり、全体的にこのセグメントの業績は好調でした。

衣料や各種産業資材の部門では、コストの増加が影響しているものの、精密機器用ワイピングクロスの売上が回復し、利益を向上させることに成功しています。

今後の展望



2025年6月期決算では、全体の売上は36,395百万円(前年同期比14.9%増)で、営業利益は7,355百万円(同8.9%増)に達しました。これらの結果を受け、前田工繊は引き続き社会インフラの整備・維持に貢献し、地域社会に安心と安全を提供する企業を目指していきます。

詳細の確認は、前田工繊の決算短信を参照してください(こちら)。

前田工繊は1972年に設立され、インフラに関連する土木資材や不織布の製造・販売を通じて事業を拡大してきました。
地域社会の発展と災害に強い国土づくりに寄与することが、同社の長期的な目標です。


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