AIを駆使したインシデント対応訓練シミュレーター
株式会社ブロードバンドセキュリティ(BBSec)は、情報セキュリティに特化したサービスを展開しており、このたび新たにAIを活用した「インシデント対応訓練シミュレーター」をリリースしました。このシミュレーターは、ランサムウェアなどのインシデント発生時における迅速な判断力を養成することを目的としています。
背景
インシデント対応には、限られた時間内での迅速な判断が求められます。具体的には、状況を整理し、被害を広げないための行動をとること、証拠を保全し、関係者に報告を行い、復旧に向けた準備を進める必要があります。しかし、これらのタスクを効果的にこなすためには実践的な訓練が重要で、特に新任や兼務の担当者にとっては体系的な学習が求められます。
通常の集合訓練は日時の調整やシナリオ作成に負担があり、特に専門人材が限られている組織にとっては訓練を続けることが難しいという課題があります。このような背景を考慮し、BBSecは自身のペースで学べるセルフサービス型の訓練シミュレーターを開発しました。
主な特徴
このインシデント対応訓練シミュレーターの大きな特徴は、AIとの対話形式でランサムウェアに関連するシナリオを体験しながら学ぶことができる点です。利用者は、提示された状況に基づいて自ら対応策を入力し、それに対するAIからのフィードバックを受け取ります。これにより、判断ポイントやエスカレーションの流れを理解できるようになるのです。
例えば、共有ドライブの異常やEDR(Endpoint Detection and Response)による警告、端末の隔離作業や証拠保全、経営層への報告など、多岐にわたる状況に対して実践的な学習ができます。
新任・兼務の担当者は、まず自身のPCからアクセスし、都合の良いタイミングで訓練を行うことができます。シナリオを進める時間は約30分から90分とフレキシブルであり、契約期間中は何度でも繰り返し利用できるため、自分の理解度や必要に応じて調整しながら学習が行えます。これにより、少人数での振り返りや、他の担当者との確認作業にも活用できます。
さらに、本サービスはあくまで自学自習を支援する形式であり、コンサルタント主導の本格的な訓練の代替にはなりません。重要な論点や役割分担を確認するための事前学習として位置づけられています。
将来の活用シーン
このサービスは、CSIRTや情報システム部門の新任・兼務担当者の基礎教育として、新たなインシデントに対する初動対応や報告、証拠保全の学習に役立てられます。また手順書の整備後の実践イメージの習得や、集合訓練の前に論点を整理する場としても機能します。
関連ウェビナー
さらに、BBSecは「インシデント対応訓練の進め方」というウェビナーも提供しており、こちらではランサムウェアの具体例を通して、訓練の目的や準備について詳しく解説しています。
開催日時は2026年7月29日で、参加はオンラインから可能ですので、興味がある方はぜひ参加してみてください。
結論
AIを活用した「インシデント対応訓練シミュレーター」は、現代の情報セキュリティの重要課題である迅速な判断力を育むための革新的なツールです。これを利用することで、確実に実践的なスキルを向上させることができます。
詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。
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