業務システム開発の変革
2026-01-16 09:37:14

AI技術で業務システム開発が変革!モックアップ先行開発の実践例

オーエムネットワーク株式会社によるAIモックアップ先行開発の進化



業務システム開発を手掛けるオーエムネットワーク株式会社は、最近注目されているAI技術を活用し、従来の開発プロセスを革新する「AIモックアップ先行開発」を実践しました。この手法により、要件定義の段階での品質向上と時間短縮を実現し、さらなる顧客満足を追求しています。

背景と課題


従来の要件定義プロセスは、文書中心の進め方で多くの課題を抱えていました。開発者が仕様を文章化し、それを顧客が読んでフィードバックを行う流れは、一見スムーズに思えますが、以下のような問題が存在していました。

1. 手戻りコスト


文書だけでは完成イメージを適切に共有できず、開発の後半になってから「思っていたものと違う」という認識のズレが発覚するケースが頻発しました。この「手戻り」は、顧客と開発リーダー双方にとって大きな精神的コストを伴います。

2. 見積もりに含められない工数


正式な見積もりに含めることが難しいヒアリング作業。この段階でのすり合わせを怠ると、後工程での手戻りリスクが増加するというジレンマを抱えていました。

3. コミュニケーションの難しさ


技術的な専門用語が散見される仕様書は、顧客にとって理解が難しい場合が多く、業務に対する理解が正確に伝わらないことがありました。これらの課題を解決するため、オーエムネットワークはAI技術を駆使した新たな開発手法を導入しました。

AIモックアップ先行開発手法の実践


この手法が実際にどのように機能するのか、具体的なケースを元に説明します。2025年12月、小売業のS社とのプロジェクトの一例です。

初回ヒアリング


初回ヒアリングでは40分程度の打ち合わせを行い、顧客の抱える課題を洗い出しました。この情報をもとに、AIツール「Claude Code」に約3,500文字のプロンプトを入力しました。

モックアップ生成


指示から数時間後、AIは操作可能なモックアップを4画面分と1帳票分自動生成しました。このモックアップで、ログイン画面や情報入力画面など、業務フローが一目瞭然となりました。

修正作業


生成されたモックアップを基に顧客業務に適合するように調整を行い、これにはわずか3時間を要しました。

打ち合わせ


そして約2か月後、生成したモックアップを用いて顧客担当者との打ち合わせが行われました。これにより、資料を読むのではなく、実際の画面を見ながら具体的な指摘やリクエストが行えるようになりました。顧客からは「この内容で業務課題が解決できるか」という観点でも高い評価を得ることができました。

導入効果


この新しい手法を導入したことにより、以下のような効果が得られました。
  • - 認識齟齬の早期解消: 視覚的なプロトタイプを使用することで、顧客との認識ギャップを早期に発見し解消できました。
  • - ヒアリング生産性の向上: 見積もりに難しかったヒアリング作業が、具体的な成果物に変わり、顧客が早期に画面イメージを確認できることで要件整理がスムーズに。
  • - コミュニケーション品質の向上: 共通の視覚イメージを持つことで、専門用語を使うことなくスムーズなコミュニケーションが可能となりました。
  • - 顧客満足度向上: 早期に完成イメージを共有することで顧客の不安を解消し、信頼関係を築くことができました。

今後の展開


オーエムネットワークでは、この手法を受託開発に限定せず、他のビジネス領域へも展開を考えています。具体的には、社内提案スキームへの導入や、テンプレート化したモックアップを用いたソリューション開発に進化させていく計画です。また、得られた知見を基に人材育成にも力を入れ、AIを活用できる人材を育成することで組織全体の開発力向上を図る方針です。

このように、オーエムネットワークはAI技術を駆使し、より良いシステム開発を目指して日々進化を続けています。今後の展開に引き続き注目が集まります。


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