新刊『人間やめて、動物になってみた』のご紹介
株式会社高橋書店が手掛ける新刊『人間やめて、動物になってみた』は、シリーズ累計540万部を誇る『ざんねんないきもの事典』の今泉忠明さんが監修を務めています。この本は、動物と人間の違いを楽しく学び、進化の不思議に自ら迫る内容となっています。
本書の基本情報
本書では、主人公がさまざまな動物に変身し、その経験を通じて、人間と動物の体、心の仕組みを比較していきます。体型、感覚、生活様式、コミュニケーション方法、愛情表現、生き方など、幅広い視点から探求していく中で、「人間らしさとは何か」を考えさせられる1冊です。
読み進めていく中での発見
例えば、ネコのようにシッポを生やして生活した場合、実は地上で生活する人間やゴリラにとって、シッポは邪魔になることがあります。このような具体的なシチュエーションを通じて、進化の過程で失われたものが私たちの生活にどう影響しているのかを学びます。
主人公たちは「空を飛びたい」や「体を再生したい」という夢を持ちながら、その実現の難しさや実際の動物の体の仕組みに触れ、子どもたちはもちろん大人も楽しめる内容が展開されています。全ページにわたってイラスト解説がついているため、視覚的にも理解しやすい工夫がなされています。
多様なテーマに対するアプローチ
本書は、以下の章立てで構成されています。
- - 第1章: 体のつくりをくらべる
- - 第2章: 感じ方をくらべる
- - 第3章: くらし方をくらべる
- - 第4章: コミュニケーションをくらべる
- - 第5章: 愛をくらべる
- - 第6章: 生き方をくらべる
それぞれの章では、主人公が動物の特徴を体験することで、どのように人間がその特性を持っていたら、あるいは持っていなかったらどうなるのかという洞察を得ることができます。例えば、食べずに冬眠することでどのように体が変化するのか、また牙を生やすことでどのようなコミュニケーションが生まれるのかなど、多岐にわたるテーマが探求されています。
監修の今泉忠明さんについて
監修を務める今泉忠明さんは、動物学の専門家であり、国立科学博物館で学んだ経験を持つ著名な動物学者です。彼の指導のもと、本書は生物の生態や進化の不思議を解き明かす内容に仕上がっています。
「生き物を知ることは、人間を知ることでもあります。」という言葉からも、本書の趣旨が伺えます。しっかりとした学びを提供しつつも、軽やかに楽しめる仕上がりになっています。
終わりに
この本を通じて、読者の皆さんが自らの「人間らしさ」を見つめ直せるきっかけとなれば嬉しいです。さあ、あなたも一緒に人間をやめて、動物になってみましょう!
本書の詳細や購入は、
高橋書店の公式サイトで確認できます。