花とみどりで創る景色
2027年、神奈川県で開催される国際園芸博覧会。これに向けて、高校生たちが制作するガーデンのグループが決まり、心躍るニュースが届きました。農林水産省の募集に応じて選ばれたのは、全国から集まった14校の中から選ばれた5校です。彼らは、「花とみどりで創る景色」というテーマに基づき、ユニークで魅力的なガーデンを企画しています。
国際園芸博覧会の目的
国際園芸博覧会は、国際的な園芸や造園を奨励し、緑あふれる生活を育むことを目的に開催されています。日本では、37年ぶりの開催となる2027年は、各国からの出展者が集い、様々なテーマでガーデンを披露する機会が設けられます。政府出展エリアでは、次世代の担い手である高校生たちがそれぞれのガーデンを通じて、最新のトレンドやアイデアを全国に発信することを目指しています。
高校生たちのガーデンプラン
採択された5校は、次の通りです:
1.
北海道音更高等学校 農業倶楽部
- ガーデンテーマ:
オーガニックフラワーガーデン
- 課題研究テーマ:
有機で山・川・海の豊かさを守る
彼らは持続可能な農業の重要性を訴え、有機肥料や乳酸菌の応用に挑みます。
2.
千葉県立成田西陵高等学校 チームつむぎの庭にほんあかね組
- ガーデンテーマ:
文化をつむぐガーデン
- 課題研究テーマ:
地域課題の解決と循環型で育てる草花の新しいかたち
このチームは、地域の文化を生かしながら新しい草花の栽培へと挑みます。
3.
神奈川県立横浜瀬谷高等学校 未来共創ラボ
- ガーデンテーマ:
横浜・瀬谷フラワーループガーデン
- 課題研究テーマ:
花と緑が循環し、人が繋がり、地球の未来を共創/共想する
横浜の自然資源を最大限に活用したコミュニティガーデンづくりです。
4.
三重県立四日市農芸高等学校 みのりのにわ班
- ガーデンテーマ:
優雅な自給自足
- 課題研究テーマ:
暮らしの一部になるガーデン
自給自足を目指し、育てた食材を味わい、みんなで分かち合うプロジェクトです。
5.
京都府立桂高等学校 植物クリエイト科園芸ビジネス科
- ガーデンテーマ:
未来へつなぐ!
- 課題研究テーマ:
古都の絶滅危惧種と環境を肥料で守る
絶滅危惧種の保存という大きなテーマに取り組む意欲的なグループです。
今後の活動とガーデン制作
今後、各グループは研究活動を行い、その成果を反映したガーデンを制作することになります。活動は8月中旬から始まり、12月からガーデン制作の準備に入ります。2029年3月までには、出展エリアでその成果を展示し、訪れる人々に感動と驚きを提供する予定です。
準備段階から多様な主体が連携し、次世代を担う高校生たちによるこの挑戦は、国際園芸博覧会を通じて新しい花き園芸の魅力を打ち出し、訪れるすべての人々に影響を与えます。
様々な背景を持った高校生たちが、自らの視点や技術で描く未来のガーデン。ぜひ、彼らの成果を楽しみにしていてください!
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