グロービスMBAが示す子育て層の成長と影響力の実態
グロービス経営大学院(東京・千代田区)が実施した調査によると、子育て中のMBA生は自身のビジネススキルや知識が向上し、その結果として仕事の幅が広がったと感じている人が約8割以上に上ります。また、子どもへの良い影響を実感している人も6割を超え、学びがもたらすポジティブな効果が確認されました。
調査の背景
2022年、岸田政権は個人の学び直しを支援するために大きな投資を行うと発表しました。このような背景のもと、社会人におけるリスキリング(再技能習得)への関心が高まっていますが、特に子育て中のパパやママは「学ぶ時間」を確保するのが難しいという悩みが多いのが現状です。
グロービスは、この課題を解決するために、子育て層の学びに関する実態調査を実施しました。一方で、子育て中でも学べる環境を整備しています。具体的には、夜間のクラス開講やオンライン授業、急な事情に対応できる授業振替制度を導入しています。
子育て層の学習実態
調査の結果、子育て中の77.5%が学びに興味を示しているものの、実際に行動に移せていないという人も68.8%に上ります。多忙な日常に加えて、育児との両立についての不安から、学ぶことを後回しにしてしまう傾向が見られました。しかし、同時に多くの在校生や卒業生は「今が学ぶチャンスだ」と判断し、挑戦を決意しています。
実際の調査において在校生・卒業生は、子育てを続けながら学ぶことで、ビジネススキルが底上げされるだけでなく、自己肯定感の向上や子どもへの良い影響があったと回答しています。
保護者と子どもに良い影響
調査の結果、子育て中に学ぶことで「ビジネススキルや知識が向上し、仕事の幅が広がった」と感じている人は83.8%。また、6割以上が「親の学ぶ姿勢が子どもに良い影響を与えている」とも回答しました。このことは、学ぶことが親自身だけでなく、その子どもにも良い情緒や価値観を培うきっかけになっていることがわかります。
特に印象的なのは、参加者からの声です。「子どもから”大人になっても頑張る人”と評価された」というお話は、学びを通じた成長の重要性を物語っています。このように、親と子でポジティブな相互作用が生まれることは、育児とキャリアの両立における希望の光とも言えそうです。
新たな挑戦としての学び
とは言うものの、子育てと学びを両立させるには、実際の時間配分や家族の理解が不可欠です。そこでグロービス経営大学院では、子どもを育てながら学ぶ環境をサポートするための制度を整えています。例えば、授業振替制度やオンラインクラスが充実しており、仕事や育児に応じて柔軟に学習できる体制が整っています。
まとめ
この調査からは、グロービス経営大学院における学びが、子育て中のビジネスパーソンにとっての新たな成長機会と、その活動が家庭に与える良い影響を示唆しています。学ぶことは、自己の成長だけでなく、家庭の幸福度にも寄与するのです。今後も、こうした学びの場がさらに多くの人々に利用され、子育てとキャリアを両立できる社会が広がることを期待します。