国内トップチーム「Big Dippers」が世界大会進出を決定！

中高生ロボティクスチーム「Big Dippers」が世界大会進出決定！

国内トップレベルの中高生ロボティクスチーム「Big Dippers」が、日本の代表として世界大会出場を果たすことが決定しました。2025年1月11日、東京都立蔵前工科高校で開催された「2025 V5RC Japan Nationals（日本代表決定戦）」にて、彼らはExcellence Award（最優秀賞）とTournament Champions（トーナメントチャンピオン）の二冠を達成。この快挙により、チームは2025年5月6日からアメリカ、テキサス州ダラスで行われる「VEX Robotics World Championship 2025」に挑みます。

VEXロボティクスがもたらす教育的価値とは

Big Dippersの選出は、VEXロボティクスというSTEM教育プログラムの素晴らしさを証明するものです。このプログラムは、150万人以上の児童・生徒が参加しており、ロボット設計やプログラミング、チーム戦略の構築、プレゼンテーションを通じて、生徒が主体的に学ぶことを促進します。さらに、論理的思考や問題解決能力だけでなく、リーダーシップや協調性といった非認知能力が育まれていきます。

チーム「Big Dippers」の概要

チーム名：Big Dippers（67000A）

所属：DOHSCHOOL

メンバーには、中学校や高校に通う若き才能の持ち主が揃い、多様な背景を持っています。市川はる（チームリーダー兼ロボットビルダー）、小林千紘（プログラマー）、稲葉太一（プログラマー）、さらにはロボットドライバーの住友和樹など、各メンバーはこれまでロボコン未経験からスタートしたにもかかわらず、彼らの努力と協力により短期間で成長を果たしました。

特に注目したいのは、女子メンバーが勇躍ビルダーやプログラマーとして活躍している点で、多様性とインクルーシブなチーム運営の実現を証明しています。

明日のチャンピオンを育てるメンター陣の存在

Big Dippersは、孫正義育英財団8期生の中村勇之介氏を含む多彩なメンター陣の支援を受けています。中村氏はカリフォルニア州での経験を活かし、チームの成長を導く存在として貢献しています。その中で、彼はチームの情熱と挑戦への姿勢に感銘を受けており、「Awesome」なチームの成長を支えることを誓っています。

国内大会での快挙と台湾での経験

日本大会での成功は、実績ある強豪チーム「DOXAロボティクス」とのアライアンスによって実現しました。この結果、メンバーは感動のあまり涙を流し、団結した喜びを分かち合いました。また、2024年末に台湾でのシグネチャーイベントに出場した際には、国際的な強豪との競技を通じてチームワークを強化することができました。

世界大会への挑戦と費用募集

現在、世界大会出場に伴う様々な費用が発生しています。大会エントリー費や渡航費、ロボットパーツの調達などが必要です。これらの費用は、主にチームや保護者が自己負担させていただいております。大きな負担を軽減するために、スポンサー企業や個人サポーターの協力を募っており、ご支援いただいた際には、企業PRの機会も提供します。