パソナグループが選出された『健康経営銘柄2025』の魅力
株式会社パソナグループ(東京都千代田区、代表取締役グループ代表 南部靖之)は、経済産業省と東京証券取引所が共に選定する『健康経営銘柄2025』に、2024年3月10日付で選出されました。これは、同社にとって2回目の受賞となり、社員の健康を重視した取り組みが高く評価された証と言えます。
健康経営銘柄とは?
健康経営銘柄は、上場企業の中から特に優れた健康経営を実践する企業が選ばれる制度です。経営的な視点から従業員やその家族の健康管理を行い、企業全体の生産性向上に貢献することを目的としています。パソナグループはこの理念に基づいて、社員が健康でイキイキと働ける環境作りに力を入れています。
パソナグループの健康経営の取り組み
1. 健康リテラシー向上への取り組み
パソナグループは、年に一度、社員対象のライフスタイル調査を実施しています。この調査では、運動、食事、睡眠、嗜好(飲酒、喫煙等)といった生活習慣をスコア化し、個々の結果をフィードバックすることで、健康意識の向上を図っています。このように、社員自身が生活習慣の見直しを行えるような支援をしています。
2. 男女の健康理解を促進
パソナグループでは、性差や心と体の変化に対する理解を深めるために「女性特有の健康課題」に関する研修を実施しています。産婦人科専門医の高尾美穂医師による健康講座を通じて、全社員の健康リテラシーを高め、女性の健康サポートを強化しています。特に、乳がんや子宮がん検診では、全額補助を行い、受診率の向上にも貢献しています。
3. コミュニケーションの促進
健康をテーマにした自社オリジナルの体操「パソナ体操」を導入し、社員同士のコミュニケーションを促進しています。朝礼や会議前に体を動かすだけでなく、トレーニングジムの設置や健康的なランチメニューの提供により、各部署の垣根を越えた交流が生まれています。また、健康相談をオンラインで対応する「オンライン健康推進室」を設置し、産業看護職からの指導を受ける機会を提供しています。
4. メンタルヘルス対策
心の健康作りの重要性を認識し、パソナグループでは全社員を対象に「メンタルヘルスケア研修」を展開しています。ストレスチェックやセルフケア、コミュニケーションスキルを学ぶ研修を通じて、参加者の心の健康の向上を目指しています。
5. 多様な相談窓口の設置
社員やその家族が、健康やライフスタイルに関する悩みを相談できる窓口を設けていることも特徴です。産業医や健康推進室が連携し、キャリアの悩みから健康問題まで幅広くサポートしています。また、女性特有の課題に対するオンライン相談窓口も運営し、育児や出産に関する相談を受け付けています。
6. 休職後のサポート体制
病気やケガで休職する社員への職場復帰支援も行っています。健康推進室の保健師は、産業医と連携し、柔軟な働き方や療養機会の提供を通じて、社員が治療と仕事を両立できるようサポートしています。
まとめ
パソナグループの健康経営に対する取り組みは、社員一人ひとりが健康で活力ある生活を送るための基盤を築いています。今後も社員の健康を第一に考え、持続可能な社会の実現に貢献していくことでしょう。健康経営銘柄に選出されたことは、今後の更なる取り組みの重要な指標ともなるでしょう。