マネーフォワードの新展開
2025-04-14 16:03:06

マネーフォワード、Biz Forwardをグループ会社化し新たな展開へ

マネーフォワード、Biz Forwardをグループ会社化



株式会社マネーフォワードは、同社が展開している事業の一環として、中小企業向けのオンラインファクタリングおよび請求代行を提供する株式会社Biz Forwardを100%グループ会社化することを発表しました。この動きは、マネーフォワードグループ全体のサービス強化と効率化を目指したものです。

進化するファイナンスサービス



マネーフォワードグループは、マネーフォワードケッサイ株式会社やBiz Forwardを通じて、企業間の決済や請求代行サービスを手掛けています。この体制により、複雑なバックオフィス業務を簡素化し、ユーザーがビジネスに専念できる環境を構築。特にSaaS(Software as a Service)とFintechの融合を目指し、バックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』との連携を強化しています。

Biz Forwardの成り立ちと実績



Biz Forwardは2021年に設立され、三菱UFJグループとの合弁によりサービスを展開。設立からわずか2年足らずで取扱高は100億円を超え、新型コロナの影響やインボイス制度導入に伴う資金繰り改善のニーズに応えています。特に『マネーフォワード クラウド』との連携は、申込件数を増加させ、ユーザーにとっての資金調達を円滑にする重要な役割を果たしてきました。

これからのサービス展開



今後、Biz Forwardの提供するサービスはマネーフォワードケッサイに統合され、一つのブランドとしてファイナンス領域を強化。2025年秋を目処にサービスの一本化を進めることで、よりシンプルなサービス提供体制を構築します。また、マーケティング機能の統合を行うことで、事業の全体的な効率を向上させる計画です。さらに、三菱UFJ銀行からの資金面及び販売協力の支援を受けながら、ファイナンス領域でのサービス展開を積極的に進めていく方針です。

Embedded Financeの未来



マネーフォワードは、これからのファイナンスサービスをSaaSへ組み込むことを視野に入れています。Embedded Financeを実現し、SaaSを活用したスムーズな金融サービスを提供することで、ユーザー体験を一層向上させる狙いです。この新しいアプローチにより、SaaS事業とのシナジーを深め、より多くの中小企業に便益をもたらすことを目指しています。

サービスブランドの統合について



現在Biz Forwardが提供しているサービス名称の変更も計画されています。具体的には、オンライン型ファクタリングサービス『SHIKIN+』は『マネーフォワード アーリーペイメント』に、クラウド型BtoB請求代行サービス『SEIKYU+ powered by Biz Forward』は『SEIKYU+ powered by Money Forward Kessai』に改名されます。請求書カード払いサービスも『マネーフォワード 請求書カード払い』に名称変更される予定で、統一されたブランディングが期待されています。

まとめ



マネーフォワードのBiz Forwardグループ会社化は、単なる組織改編にとどまらず、今後のファイナンスサービス全体の効率化と成長を加速させる重要なステップです。これにより、中小企業向けのサービスがさらに強化され、より多くの企業が生き残り、成長するための支援を受けることが期待されています。


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